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今頃パプアでは
2019年度2次隊の隊員が
研修とかをしている時期です
現在JICAは1年に3回
(昨年まで年4回だった)
海外協力隊員を派遣していて
現在は2次隊がそれぞれの
任国へ派遣され、現地で
研修を受けている時期です。
このブログでは散々
パプアの悪口を書いていますが、
僕も赴任当初は彼らのように
パプアってどんな国だろ?
ワクワク!
てな感じでキラキラして
やる気に溢れた時期がありました…
なのに、
どうして
こんなにすさんで
しまったのか…?
↑着いた時と同じような笑顔だが、気持ちは正反対でパプアを離れられることにうれしさを爆発させている2017年度3次隊。
毎日ブログを
更新していたせいで
中・長期的な気持ち、
テンションの変化とかが
わかりにくい…。
と思ったので今回は
2年間どんなテンションの
移り変わりがあったのか
記事にしたいと思います。
ザクッとグラフにするとこんな感じ↓
半年毎に波が来てますね笑
パプアでは
隊員が一同に集まる
ボランティア総会が年に2回
(1月と7月)あるので、
そこで同期と顔を合わせると
やる気が出て来ます。
やはり同期の存在は
とても大きかった。ありがたい。
治安が悪すぎて
首都に原則隊員がいない、
州またぎの移動は
アホみたいに高い飛行機
でしかできない、という
パプアならではの環境が
作り出した波になってます。
今回は半年毎に
どんな気持ちの浮き沈みが
あったのか振り返ってみます。
この記事の目次
派遣〜6ヶ月
この頃は…
やる気と希望に
満ち溢れて、無尽蔵に
動きまくれる時期でした笑
↑日本人がこの中に二人います。探してみてね笑
授業を考え、教材を作る傍ら
週2でサッカーの練習。
日曜には2、3時間バスを
待って街へ行き試合に出場。
パプアにあるもので
スムージーを作って売って
そのお金で教室に時計を買おう…!
てな計画を立てたりしたのもこの頃。
(材料のココナッツの柔らかい実が安定して手に入らないことと、時計を買っても盗まれるということですぐに頓挫しました笑)
凄まじい時は
週5で往復80kmの
街と任地ホスキンス間
を移動したあげく、
無人島に行く
ほどのバイタリティでした…
末期は週2が限界。
(できれば週1が良かった)
この時期はパプアの
嫌な所を見ても
「こういうこともあるかな…?」
ぐらいに受け止めて
自分の働きかけ次第で
彼らも変わる可能性があると思ってました笑
だから何事にも頑張れた。
↑毎日こんな教材を作ってました笑
今見ると滑稽ですが、
この時期の頑張りが
2年間のベースになってくれたと思います。
サッカーの試合や
街に出かけた先で
知り合いになれたパプア人も結構いたので。
しかし、
大体半年ぐらいで
不思議と気づくもんなんです。
あぁ…
こいつらダメだ…。
ってことに。
普通、色んなイベントが
積み重なって徐々に
それに気づいていくもんなんですが、
その中でも駄目押しとなる
イベントが半年も生活してれば1度はあるもんです。
僕の場合はこれ。
いきなり無人島に連れていかれたやつ。
今考えたら相当
ヤバかったと思います笑
詳しくは記事を見てもらえれば
わかると思いますが、
あそこまで大量の〇に遭遇し、
(初日の夜は雨が降ってたのでまだ数が少なかった。それでもめちゃくちゃいたけど…)
24時間海の上で待ちぼうけ
することになったこのイベントは
本当にきつかったです…
そして何より
情報伝達ができない彼らには
本当に泣かされました...
(心の準備ができないのが1番きつい…)
7〜12ヶ月
このマジでいきなり黄金伝説
無人島編を経た後から、
彼らの嫌な部分が目につくようになり、
ドンドンやる気が落ち込んで行きます。
さらに
毎週土曜に1日束縛される
MEEP(アメリカのボランティア)
の海洋環境保全の講習の引率に
抜擢されてしんどさMAX。
引率の相方の同僚も
ほぼ毎週二日酔いでサボりまくる
のでイライラもMAX。
さらに実習生が
寮でめちゃくちゃする
お陰でパプア人への信頼は完全に地に落ちました笑
↑今思い出しただけでもイライラするわ…怒
そして11月には
なぜか街に行く度に
おかしな奴に絡まれ、
マジで任期短縮して
やろうか迷ったほどです…
↑足下で爆竹ならされたり…。
ここは1番の山場でしたね…
13〜18ヶ月
しかし、
派遣から1年経った所で
同僚の結婚式に出席するため
日本に一時帰国、そして
ボランティア総会で
同期と再会することで、
「あと一年頑張ろう…!」とテンションが回復します。
やはり、
同期や気の合う日本人
と話すことは1番の
ストレス解消でしたね。
しかし、
赴任直後の元気はもう出せません…
1年目の反省点を潰していけば
2年目は1年目より充実した活動になるはず…!
と思って活動しましたが、
中々自分の思ったような
手応えも得られないまま
ほぼ1年目と同じような
活動をくり返すという不甲斐ない結果に…
1年目が結構いい線いってたのか…?
原因はよくわかりません笑
そして総会前には
テンションも0になります。
19〜24ヶ月
最後の総会が終わってから
任期終了までが1番長かったです…
6月末、8月に
僕の任地のウラウン火山が噴火。
↑20世紀最大の火山噴火を起こしたうちの州にあるウラウン火山。
2回大規模な噴火が発生して、
その2回とも僕は他の州にいたので、
幸か不幸か、かなり長い期間
任地に帰れなくなりました笑
↑シニアボランティアの佐藤さんの家に泊めさせてもらって本当に癒やされました笑
任地で活動しない分、
ストレスは減りましたが、
そこからのラスト100日は本当に長かった…泣
最後の最後、
担当した授業を終わらせる
事だけを目標に何とか
元気を絞り出しましたが
それも最後までは気力が持ちませんでした…
まとめ
以上が2年間の気持ちの浮き沈みです。
日がたつほどに
やる気がなくなっていくのは本当に苦しかったです笑
よくやったよ、2年間も…。
2年間任短せずにやってこられたのは
最初のテンションの高さや
途中にあった気分転換のおかげだったと思います。
何事にも
全力で取り組んでみる
(集中できる時間をつくる)ことと、
自分のやりたいことは
息抜きでも何でも
我慢せずにやってみた
ことがストレス解消につながった気がします。
(なので日本にいた時より、かなりワガママになってしまいました...)
これから協力隊に行く方や
何かに挑戦する方もいらっしゃると思いますが、
しんどいイベントも楽しいイベントも
こんな感じで後々振り返ってみると
おもしろいもんなので、
是非自分だけの記録(写真も可)を取って
しばらくたってから見つめ直してニヤニヤしてみて下さい笑
以上、
パプアで2年間活動をしていた時の
気持ちの浮き沈みを可視化した記事でした!