今回はもはや中毒気味になっている僕のブログの活動について記事にしたいと思います。
2年間のJICA海外協力隊の活動と並行して毎日更新し続けたこのブログ。(ネットの不調やアップできない時もありましたが、1日1記事は書いていることになります)書いてみて良かったか、なんでここまで続けられたかを書いていきたいと思います。
ブログについてブログで記事にするのは少し変な感じですね…
以下、目次です。
この記事の目次
ブログを書いて良かったか
結論から言うと、僕はこのブログを書いてめちゃくちゃ良かったと思ってます。
ブログのおかげで活動のモチベーションが上がったこともあったし、何よりブログのネタを探すことで新たな発見や面白い出来事に遭遇できたりしたのでいいことしかなかったです笑
唯一、悪い点を挙げるとしたら1日サボるとなんか気持ち悪くなって生きた心地がしなかったことですね笑(完全に中毒症状)
そもそもなんでブログを始めたん?
家族のため
そもそも僕はこまめに連絡を撮る事が極端に苦手な人種です。
LINEもメッセンジャーも基本的にはなかなか返信しない、ましてや自分から連絡するなんて事はまずないほどのめんどくさがり。
心配性な親にずっと連絡せずに怒られるのは目に見えていたので、何かのついでに安否を知らせる都合のいい仕組みがないかなぁ…と思って見つけたのがブログでした笑
特にSNSが使えない祖父母にも写真付きで自分の様子を知らせることができるという観点からも良かったんです。
自分のため
しかし、僕は小さい頃から毎日続けるコツコツ系が極端に苦手で、日記とかは2日続けばいい方。そんな自分がブログを続けるには家族への安否確認以外のブログを書くモチベーションが必要です。
なので、ブログを書く時に2つだけ縛りをつけてとにかく続けられるモチベーションを作りました。
絶対に無理はしない
続けることを第1の目的に定めて絶対に無理をしないで記事を書くことにしました。最初の方の記事を見てもらえればわかると思いますが、写真も少ないし、文体も始まり方も終わり方もとにかくテキトー。
とにかく背伸びはしない、家族だけが見ている体で書き続けました。
なので最初の方の記事は見せられたもんじゃないので、あんまり読んで欲しくないです笑(特に最初の1ヶ月…)
自分の記憶装置として扱う
上の「絶対に無理しない」はとにかくストレスを取り除くための縛りです。
直接的なモチベーションにはつながらないのでもう一つの縛りは忘れっぽい自分への外付けHDDとして、『将来自分が振り返りに使えるように』を考えて書くようにしました。
お使いでも何でも、とにかく3歩歩いたら他のことに興味が移って本来の目的を忘れてしまう空前絶後の鳥頭を持つ僕にとって、この2年間の思い出や記憶、考えた事は任期終了後数ヶ月もすれば完全に忘れてしまう可能性が高いです。
なので、将来自分が見直した時、自分の考えていた事が思い出せるように「綺麗事は書かない」、「思っていない事は書かない」、「ウソは書かない」ようにして書くようにしました。
↑何なら汚いところを中心に書きました笑
この作戦は非常にうまく決まり、時々記事や動画を見直した時、書かれた文や編集された画像にツッコミを入れたりすると過去の自分も大抵同じツッコミをその文の直後に入れていたりするので面白かったです。
過去の自分の思考の流れを目に見える形で残せるという事は、鳥頭の僕にとって非常に大きなモチベーションでした笑
なんか、自分で覚えておかなければならない情報量が少なくなる気がして、いつも以上に気楽に、他のことに集中して過ごせるんです笑
ブログの何が良かったか
ここからはブログを開始する前には予想もできなかった利点です。
続けることによってこういう嬉しい出来事が発生するのでブログを続けるモチベーションは基本的になくなる事がありませんでした。
自分の写真が撮れる
これは家族への安否確認を伝えるために意識的に自分の写真を撮っていただけなんですが、いざ見返してみるとこの「自分の写真が撮れる」というのはブログの一番良いところの一つな気がします
景色や、やったことだけを写真に撮ってると何となく記事が寂しい感じになりがち...
日本人だからかもしれませんが、普段って自分の写真ってあんまり撮らないですよね…僕も最初は自撮り・自分の写った写真にかなり抵抗がありました。
でも『安否確認のために自撮りする』となると少し自撮りのハードルも下がって、どこでも撮りやすくなります。
「ちょ…!これブログに載せたいから撮ってくれん…!?」てな感じで人にも頼みやすいですしね笑
そうして自分(人)が写った記事って見直した時に面白いのと、画面映えするんです笑
↑自分の変化って自分が一番気づけない・見られないものなのでこれはとても面白い発見でした
振り返りができる
元々自分が活動や考えたことをすぐに忘れる事は想定していたんですが、予想以上に忘れる度合いがひどい。
怒りで震えたほどの思い出も、
日本で感じた事のない感動も
ぼや〜っとしたイメージや雰囲気までなら思い出せる事はあるんですが、詳細は全く思い出せないことがほとんどです。
特に「やべーな…」と思ったのは、つらい思い出ほど忘れやすくて、頭の中の思い出が美化されがちなことですね…
特に他の国と比べても嫌なことが多いパプア。これでつらかったことをほとんど忘れてしまったら記憶に残るパプアはほとんどウソっぱちな美化像になってしまうんじゃないか…!?と思います笑
日本に帰ってから何度か「パプアに帰りてぇな〜」てなことを思うんですが、自分のブログを見直すと「何血迷ったことを言ってんだ…」と美化されていない等身大のパプアを思い出せるので良かったです笑
話のネタになる
鳥頭のついでに僕のもう一つの弱点を晒します。
僕はかなりのコミュ障です。
先生なんて職業をしていましたが、基本的に人と話すのが苦手で、初めて話す人とは何を話せばいいのか全くわからないので、飲み会とかでも隅っこで大人しくしている隠キャ。
何度も話していれば何ともなくなるんですが、特にパプアは州またぎの動きが基本的にできないので、半年ごとにある総会時にはあまり話した事のない他州の隊員と話すのに結構緊張します…
でもそんな時、「ブログ見てます!」とか「ブログ書いてるんですか?」と話しかけてもらえると非常にありがたかった…。
陰キャな自分にとってこれは結構革命的な出来事だったので非常に大きなモチベーションになりました。特に全く知らない人や、他の隊員のご家族、昔のバイトの店長とまで繋がれたのは本当に嬉しかったです笑
マジで世界変わりました。
ブログを中心に生活すると世界が変わる
僕は隠キャな事もあって、活動が終われば『パプア人とは話さない』・『部屋に引きこもってポケモンしまくる』という酷い生活を平気で送ることができてしまいます。
ですが、ブログを中心に生活を送っていると、「ヤバイ…今日、記事ネタがない!なんか外に探しに行かなきゃ…!」てな感じでひきこもりがちな自分を外に連れ出すことができたりします。
↑特に家庭菜園にはよくお世話に成りました笑
もちろん、何もない日もあったりするんですが、そんな時は今までの活動をまとめてみたり、自分で新たなことに挑戦したりして無理やり記事を書く事はいくらでもできます。外発的な動機ですがこれによって活動の活路を見つけられたり、『無』な時間を減らすことができるので良い刺激になります。
まとめ:結局ブログは書くべきか?
結論を言うと、『ブログ』じゃなくても良いので自分の考えていたことが記録できる『何か』はした方がいいと思いました。JICA海外協力隊は特に。
海外の文化の中で生活をする、しかも留学やワーキングホリデーとは違う『異国の人たちを動かさなければいけない』条件がついた環境なんてこの制度以外で経験するのはかなり難しいですからね…
そんな環境の中で日本人が考えた事は非常に価値のあるものだと思うので…
僕は日記系のブログにハマりましたが、個人によってフィットするツールも違うと思うので、Facebookでもnoteでも色々試してみるべきだなぁ〜と思いました。最初は雑でもしばらくして慣れたら自然とクオリティも絶対上がっていきます。
JICA海外協力隊の活動目的には「ボランティア経験の社会還元」も含まれているので、こんな感じの日本の中では得られない考え方を共有、広める事は「社会還元」になり得るはずです。
以上、2年間続けてきたブログについての記事でした!JICA海外協力隊を考えている、もしくは現役の隊員の方は考えてみて下さい!
現地人に対して怒り狂うという経験はそうそうできない貴重なものなので。あ…でも、現地人に対してここまで負の感情を抱くのはパプアぐらいか…笑