早速直した顕微鏡で
来週観察するタマネギの薄皮
を見てみます。
去年は赤のラズベリー味で
核を染色することに成功しましたが、
今日は他の味のシロップでも
染色できるか試してみます。
今回用意したのはこの3色。
何かこの時点で
ちょっと楽しくなってしまいますね(笑)
(昔から1人で遊ぶのが好きな子でした。)
食紅とかを使ってもいいんですが、
彼らに一番身近なこれらのシロップ
(コーディアル)を使ってやると、
みんな普通より楽しそうに実験をしてくれます。
まずはラズベリー味から。
こいつは本当に染色力が強いのか、
↓はシロップ(原液)につけて5分弱で
どうせ、名前を覚えても
一生のうちに「酢酸カーミン」を
使う機会なんて来ないんだから
日本もラズベリーシロップとか
使えばいいのに(笑)
(ちなみにパプアの生物に酢酸カーミンという文言は出てきません。)
まぁ、それは置いといて、
お次の黄色(パイナップル味)
まだ浸け始めてから時間がたってないので、
染色できてないのかもしれませんね…
念のため、
数十分経ったところで、
もう一度観察してみると
黄色(パイナップル味)に変化が。
原形質分離しとる。
原形質分離は
濃度の高い液体に植物細胞を浸した
時に起こる細胞壁から
細胞質が離れる現象です。
(↑薄黄色くなっている部分(原形質・細胞質)が
細胞壁(四角のふち)から離れていますね。)
まぁ、濃度の高い液体に浸ければ
どんな細胞にも起こる現象なんですが、
赤色(ラズベリー味)では観察しにくいんです。
↑同じ時間に撮った赤色のやつ。
(原形質・細胞質に色がついてない)
黄色の色素には
細胞質を染めやすいなんてことも
あるんでしょうか…
まぁ、詳しいことは
ググってもよくわかりませんでしたが、
原形質分離を教えるのに役立ちそうな
発見でしたね。
皆さんも
身の回りに顕微鏡と
パイナップル味のシロップがあって、
原形質分離を見せたいシチュエーションが
あればぜひ!(絶対ないわ。)