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今日もMrアーケのおもりです。
今日の授業は5時間目に僕が、
6時間目にMrアーケが授業です。
僕の担当は11A、彼の担当は11Bクラス。
現在同じ進度で進んでいるので、
僕がやった授業を見た後に彼が授業できる
形になっています。
しかし、ここから不運が重なって
めんどくさいことになりました笑
5時間目。
僕の授業の時間になってもMrアーケが授業に
来ません…
呼びに行くと、
「え?今からですか?」
と動きにくそうな顔をされます…
授業中だったのであまり気にせず、
授業に戻り、彼を待ちましたが、
結局彼は現れませんでした。
6時間目は彼の授業なので、
急いで僕が使っていた図などの教材を
11Bクラスに持っていきます。
すると、すでにMrアーケが授業を
ほぼ終わらせていました。
なんかおかしい…
まだ6時間目が始まって5分しか経ってないのに…
生徒に「いつからやってんの?」と聞くと、
「ミスター、今7時間目だよ!」
と言われます。
出た。これか…
今日は意味もなく35分授業になるよ〜
という放送が授業中にかかり、
しかも聞こえにくい放送でした。
生徒がこんな急な変更に対応できるはずがない…
※彼らは35分授業になった際の時間表を知らない
&時計も持っていません。
事務室に確認しに行くと案の定今は6時間目。
僕の勘が正しかったようです。
彼らはチャイムが聞こえると
「次の時間だ〜」
と考えるので、20分間のお昼休みを
5時間目と思い込んだようです。
時間感覚どうなっとんじゃお前ら…
そしてその勘違いした生徒が5時間目
(生徒にとっては6時間目)にMrアーケを
呼びに行き、Mrアーケは慌てて5時間目の
途中から授業を始めてしまったようです…
さらに運が悪いことに、元々11Bの5時間目に
行く先生が授業に来なかったために、
誰も気がつかないままどんどん時が進んでしまった
ようです…
「時間」に関して生徒を信頼するとはまだまだですね笑
↑1学期に散々やられて生徒は信用できないと悟った
そしてさらに悪いことにMrアーケは
僕に見せていない授業展開をしています…
図無し、言葉だけ、問題難しい展開で
生徒も戸惑っています。
やってくれたな…
ユニフォームティーチングで
担当の教員が違っても生徒に影響が
出ないように同じ授業をしよう!と
向こうから言ってきたのに…
僕もそうでしたが、教師になりたての時は
「生徒がどこまでわかるのか」がわかりません。
なので、図や詳細な説明を省いてしまったり、
生徒にとって難しい問題を出してしまったりします。
その教科が得意なために陥ってしまうミスです。
Mrアーケは生徒のレベルがわからず、
生徒が習ったことのない単語の定義をさせる
問題を出してしまいました。
「1度もやったことのない内容」
が問題に含まれていると生徒は絶対にそれを
解くことができません。
超簡単に言うと足し算習ってないのに
掛け算やれって言うようなもんです。
習ったことをもとに別の習ったことを
導き出す問題ならできますが、今回のように
「知らない単語の定義」とかは絶対にできません。
特にパプアでは教科書がべらぼうに高いので
持っている生徒は少ないです。
それでも諦めず辞書や持参の本、
インターネットで調べようとする生徒達…
(みんな真面目で偉いなぁ…)
しかし、高校の生物ともなると
簡単には答えが載っていません。
つまりパプアのような途上国では
教師の行う授業、教師が配るプリントが
生徒にとっては ”教科の全て” なんです。
結構責任重いんですよ笑
Mrアーケに
「あの問題、絶対生徒解けないと思うけど、どうするの?」
と聞くと、
「教科書とかインターネットで調べれば見つかるよ!」
と平気で言ってきます(イラッ)
みんながみんなスマホを持っているわけでもないし、
そもそもインターネットぶっ飛んで高いし、
教科書も高くて持ってる生徒すくねぇんだよ!!!
「JICAの技術補完研修
受けてこい(怒)!」
って言いたくなりましたが、
我慢して次回の軌道修正案を話しました。
事前にこう展開してね!
って板書計画、プリント、教材を渡したのに…
なんだったんだあの時間は…
まぁ、アクティビティだけは
生徒の反応が良かったので次回にまた期待しましょう。
実習終了まであと4週間……