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今日も実験です。
最近実験ばかりするので、
教室間の移動の際、結構な量の
荷物を抱えて歩いていてます。
かなり目立つ・・・
おー!ミスター!実験!?
ミスター。荷物持とうか?
と声をかけてもらえるのは
うれしいですね(笑)
今回の実験は前回の続き。
イースト菌を使った発酵実験です。
今回のトピックは、
「イースト菌はごはん・ミルクを
消化できるか?」
前回の実験ではイースト菌に
砂糖(スクロース)を栄養源として
与えました。
発酵する前に彼らはこの砂糖を
消化・分解して自分たちが利用できる
形(グルコース)にします。
もちろんこの消化・分解するのも
酵素の働きです。
なので今回は、
ごはん(デンプン)とミルク(ラクトース)
を分解する酵素を持っているのかを実験で
確認します。(酵素の基質特異性を調べる実験です)
もし、分解する酵素を持っていれば、
イースト菌はエネルギーをゲットできるので
発酵(泡)が確認できます。
砂糖、ごはん、牛乳、イースト菌を
生徒に渡して実験スタート。
彼らは3つの実験条件を
整理するために机にチョークで
「砂糖のやつ」「ミルクのやつ」
「ごはんのやつ」と書きます・・・
日本だったら落書きすんな!
ですが、これは校長先生もやる
パプア的なメモの方法です(笑)
下手に日本の物差しで怒れません(笑)
結果は・・・
砂糖:発酵あり
ごはん:発酵無し
ミルク:発酵無し
↑左から、砂糖・ごはん・ミルク
イースト菌は砂糖を分解する酵素
(スクラーゼ)だけを持っている
ことがわかります。
お子さんの夏休みの自由研究が
まだならぜひ!