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今日は酵素の最後の実験です。
ここまで、2回イーストを使った実験
をやってきましたが、この実験では
1つだけ、カバーできない酵素の
特徴があります。
それは
「酵素は反応した
後も繰り返し使える」
ことです。
※イースト菌は発酵に時間がかかるため、
反応し終わった後、もう一度反応するか
(酵素が繰り返し働けるのか)を確かめる
には時間がなさすぎます。
あんまりやりたくありませんが、
日本式の
肝臓と過酸化水素
を使った実験をします。
肝臓にはカタラーゼ
という酵素が含まれていて
過酸化水素(H2O2)を
水(H2O)と酸素(O2)に分解します。
過酸化水素はしみる消毒液
オキシドールとして有名
ですが、パプアの薬局では
あまり売っていません。
※追記:この時はたまたまパプアの物流が麻痺ってて、半年後には大量のオキシドールが薬局に並ぶようになりました
今回は仕方なく、
日本から持ってきていた
コンタクトレンズの洗浄液
を使います。
※持続可能性が低い実験はJICA的に△
洗浄液にニワトリの肝臓を入れると
ブクブク泡が立ってきます。
そこに線香*と入れると・・・
*パプアに線香なんてないのでホウキのはく部分で代用してます
炎が激しく燃えます。
※生徒に撮らせたら予想外のドアップ…
酸素が発生している
ことがわかりますね。
これは
チキンのレバーに含まれている
酵素(カタラーゼ)が
コンタクトレンズ洗浄液の
過酸化水素(H2O2)を
水(H2O)と酸素(O2)に分解
していることを示してます。
この後、泡が発生しなくなったら
もう一度洗浄液を入れて
泡が発生⇒酵素は繰り返し働ける
発生しない⇒繰り返し働けない
を確認します。
日本でも盛り上がる実験だけあって
パプアでもかなり盛り上がりました。
コンタクトレンズ洗浄液
を持て余している保護者の皆さま!
お子さんの夏休みの自由研究にぜひ!(笑)