10/2
授業準備中
あることに気付きます。
今日のトピックは
植物の二次成長。
縦だけじゃなく
『横にも植物は成長してる』。
そして、
『新しい細胞は外側ではなく、
内側に向かって作られていく』
という事を伝える必要があります。
一番伝えるのが難しいのは
植物は外方向に太くなっていくのに
対して、新しい細胞はその逆方向、
⇒内側に生み出されるという事。
※内側に新しい細胞が作られた後、
各細胞が肥大するので、外方向に太くなっていっていく
イメージしやすい植物の成長方向と
実際の細胞が作られる方向が
逆なところが何とも説明しにくいです。
(↑日本語でも説明しづらいわ…(笑))
ようは、
『新しい細胞は内側にある』
ということを証明すればいいので、
なんかよさげな植物が生えてねぇかなぁ…
と思って学校を探してみます。
茎を切った時に断面の
中心部分の方が若い感じになってる
植物ってあるのか…?
そもそも、
そんな都合のいい植物があるわけ無…
流石パプア。
捜索開始わずか数分で
発見してしまいました(笑)
名前は知りませんが、
結構大きい単子葉類の葉っぱですね。
茎も太くて切りやすい。
ちゃんと断面も層構造になってて〇。
正確に二次成長と言えるかは別として
マジで神ってる…。
こいつの良い所は、
まず、こう見た時に
上の方と下の方、
どっちが新しい葉っぱなのか
もちろん上の方の葉っぱが
より若いわけですが、
じゃあ、一番下の葉っぱを
とってみると…
葉っぱと茎がつながっていて
一番下の葉っぱをとると
一番外側の茎の層も
一緒にとれちゃうんです(笑)
つまり、
『一番古い細胞が一番外側にある』
のが目で見てわかります。
この1層1層、
葉っぱの1枚1枚が
二次成長(横方向の成長)の
証拠になっていて、
この植物は段階的に4回2次成長を
したことを示してます。
そして
若い葉っぱほど、
内側の茎の層とつながっているので、
『新しい細胞は外側ではなく、
内側にどんどん作られていく』
ことを視覚的に見せることができますね。
マジ神植物。
「内側ほど若い細胞だぞ!
覚えとけ!テストに出すぞ!」
とだけいうのは簡単なんですが、
実際にそれを証明できる、
目で視覚的に示せるものがあると、
納得して理解しやすいですよね。
生物はこんな感じで
目で見て実物を示せるトピックが多いので
教えるのが一番楽です(笑)
生物を教えるだけなら、
このパプアの環境が一番なんだけどなぁ…
それ以外の環境が
お世辞にもいいとは言えないので
やっぱ日本に帰りたいです(笑)
以上、
雑に授業改善しようとしたら
秒でいいもの見つけたよ