考えたこと・感じた事

ここに来て約半年。ちょっと真面目な話(パプアの今。)

先日の「だってパプアだから」に、
コメントをいただきました。

危機感を持たないパプア人に
ついてのコメントだったので、
今回はパプアが今どんな現状なのか、
人々の危機感(意識)はどんな感じ
なのかを書いてみたいと思います。

(いっつも日常に出来事ばかりを
僕視点、主観でしか記事にしてない
のでたまにはこんな感じの記事も
書いていこうと思います)

【国レベルの話(主に首都)】
皆さんご存知とは思いますが、
パプアは今APECのホスト国になっています。
トランプが来るだとか、阿部さんが来る
だとか・・・

それに伴って、首都では会場づくりに
追われています。
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普通ならここで雇用が生まれて
経済が回るはずなのですが、パプアは違います。
国が労働者等へ十分な支払いをしません。

それに伴っていろんなところ
(主にPNG本島)が荒れてます・・・
やれ、殺人事件じゃ、放火じゃは
いつも新聞に載ってます。

この予算をつけたはずなのに、
支払いが滞るという現象はAPECだけでなく
教育現場にも表れてます。

2週間に1度の給料日に給料が支払われない。
学校に政府からの予算が来ない。
なんてことはザラです。
※山﨑君の小学校も、僕のセカンダリーでも
資金不足な時期がそれぞれありました。

JICAのボランティア調整員の方も
同じようなことを話されていて、
教育に予算はついているはずなのに
どこかでそのお金が消える。
ということがよくあるそうです。

この国の闇が見えそうですね(笑)

こんな感じでパプアの経済状況としては
物価が高い、給料安い、ないしは払われない、
予算が消えるという、バカげた状態です。
(まぁ、パプアっぽいっちゃパプアっぽいですが。)

【州レベルの話(主に西ニューブリテン州)】
マクロな話をしたので、今度はミクロな話です。
西ニューブリテン州に住んで、
人々がどんな感じで生活しているか
をお話しします。

一言でいうと・・・
貧富の差が激しいです。

よく聞くのが、
上位1%のパプア人が裕福。
残り99%はうるおってない。

です。

僕の住んでいるホスキンスでは、
あまりありませんが、キンベの町
の方では”セトルメント”と呼ばれる
勝手に土地に家を建てて人が住む
ような場所があります。

正直そこにある家は、家というより小屋。↓
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山﨑君の任地ギゴは
このセトルメントが周囲にたくさんある
場所で、彼から話を聞く限り、かなり
ひどいです(笑)

どうひどいかというと、
僕がいつも書いている
「だってパプアだから…」の記事に
人としてのモラルを
取っ払ったような出来事が起きます。

学校の柵を壊す、トイレを壊す、
犬を誘拐する、犬に電池を食わす、
いじめがあったらその家族・部族
(ワントク)がいじめた子を
ボコボコにする、ホームメイドガンで
発砲する、ナイフが生徒の首に突き刺さる、
マリファナを吸っておかしくなる
等々。

育つ環境が悪いせいか、学力は低く、
衛生面も決していいとは言えません。

僕は前々から思っていますが、
ギゴはやべぇ…

ギゴだけでなく、他の任地の人の話を
聞くと東ニューブリテン州を除いて
ほとんどの地域がこんな感じで物騒です。

ホスキンスは色んな州の人が
混ざって生活をしているせいか、
上記のギゴのような出来事は
全くなく、どちらかというと
パプアっぽい伝統が薄れつつある
地域。良く言うと安全な大当たりな
地域ですね(笑)

こんな感じの環境でパプアの人が
何を思っているのかというと…
何も考えていません(笑)

推測ですが、「何も考えなくても
どうにかなってしまう」状況が
彼らの思考回路を作り上げてる
気がしてます。

不衛生なことが原因でかかる病気
(マラリア・ボイル)になっても
一時しんどいだけで、結局は治る。
だから別にいい。
ボイルは跡が残りますが、みんな
そんな傷はたくさんあるので気にしない。

道路や橋、店、経済は
外国人が作ってくれる、
考えてくれる、回してくれる、
壊れても自分たちで治せない。
だから直してもらう。

パプアの人の思考回路は、
彼らのおかれている環境的に
こうなるしかないような気が・・・

更に文化的な特徴もあります。

僕も学校でホスキンスという
パプアではかなりいい学校に
勤めていますが、それでも
日本には遠く及びません。

設備、制度は整っていますが、
人(文化)がそれに合って
ないような・・・

時計・イスを買っても生徒が盗む、
(共有財産という概念があまりない?)
エクセルは持ってるけど、
入力がズタズタ(生徒の名前をテキトー
入力する)、作業が遅いせいで
成績締め切りに間に合わない、
チャイムはあるけどみんな
時間を気にしない。
等々・・・

自分たち日本人が考える「発展」は
彼らのおおらかで、ユニークな文化
とは対極にあるような・・・

こんな感じで、協力隊!といっても、
何が彼らの協力になるのかが未だに
わかりません。

ここに来て約半年。
こんな感じでふわんふわんした状態で書く
報告書、活動計画書は何とも言えないもの
になっていきます(笑)

以上、少しまじめな話でした。

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