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昨日閉館していた
パプア国立博物館に行きます。
今日は果たして開いているのか…?
だいたいこういう時って日本人なら
「電話で確認すれば...?」
って発想になりますよね。
しましたよ、しました。
だけど大体パプアのこういう
電話って機能してないんですよ…。
航空会社しかり、
ホテルしかり、商業施設しかり。
大体電話をかけてもコール無しで
ブツっと切れちゃいます…。
なので大体ホテルの予約とかは
Eメールで行われることが多いんです。
※僕が良く行くワリンディリゾートも電話は通じますが予約はメールで行います。
とにもかくにも行ってみないと
開館してるかわからないので
行ってみましょう。
すると…
開いてました開いてました(笑)
入場料10キナを払って入場です。
※平日:無料、土日:10キナ
もっとしょぼくて汚い
感じの博物館かと思っていましたが、
フツ―にきれいな場所でビックリしました(笑)
HP↓詐欺ではなかったですね。
ただ、
やっぱりパプアはパプアなので、
展示品の仕方はかなりユニークです。
はい。
これはハーゲン(山岳)地方の
ビルム(パプアのバック)なんですが、
こいつの次は…
ハーゲンのビルム(同じ)。
そして次も…
全部おんなじ(笑)
どんだけレパートリーないんだよ…
最初は
『模様によってつくられた州が違うのか…?』
とか思ってたんですが、説明書きを見ても
生産地は全部同じ。
うん。
ごめんよ。
期待した僕がバカだった…。
しかし、この博物館、
パプアにしてはかなりちゃんとした
博物館でいろんな種類の展示品、
説明書きも一応はあってなかなか良かったです。
↑東ニューブリテン州のシェルマネー。
このサイズで100キナ(3,000円)らしいです。
※この州の隊員、小田さん情報
結構良かったんですが、
問題点が一つだけ。
パプアをよく知らない人にはキツイ。
僕らパプア隊員はどの州がどこにあるのか、
それぞれの州がどんな州なのかは
大体把握してますが、
これを全く知らない人が、
『東ニューブリテン州のシェルマネーです』
と言われても全く理解できないですよね(笑)
しかもパプアの
こういう伝統的な装飾品、工芸品って
木を掘ったものや加工したものが多いので
全体的に茶色っぽくて飽きてきちゃうんですよ…
全部1970、80年代のものだし。
(すっげぇ古い…!ってなものはほとんどない。)
形がユニークなので何とか飽きずに見れましたが…
解説が文字だけ
なのでわかりづらいし…
せめて州の位置だけでも
図で示してくれないと
文字情報だけで外国人が楽しむにはかなりハードルが高いです…
↓こんな感じでね。
ですが、
パプア隊員にとっては
見たことのない州の民族衣装を見れたり、
その展示品がどこの州のものか
予想してみたりと、楽しめたので
良かったです。
↑現存するここに人がいた証拠となる最古の土器、
ラピタ土器。
こいつには地図が展示されてました(笑)
やっぱり3,40年前のものとは貴重さが違ううてことか…
はい。
てな感じで、ほとんどの方が、
パプアについてあまりよく知らないと思うので、
各州の民族衣装が一堂に集まった動画と
記事を下に貼っておくので良かったらぜひ。
以上、パプア感全開の
ミュージアム、パプア国立博物館の記事でした!