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先週の木曜日に買った
アジの解剖をします。
冷凍庫に入れていたものの、
日中の計画停電のおかげで、
ずっとプニプニ状態だったアジ。
腐りかけなのか、
目が真っ赤に充血?してます。
ですがちょっとお腹を開いてみても
あまり解剖に支障が出るほどの
傷み具合ではなかったので、
こいつで実験をします。
1コマ目から授業なので、
アジをもってせっせと授業のある
クラスに行きますが…
そして、1時間目が中々始まらん…
流石2学期も終盤に差し掛かった
ウィーク7(10週/学期)。
みんな集中力が切れています。
1時間目開始時間から
20分経っても始まる雰囲気がなかったので、
仕方なく、今いる生徒達だけを連れて生物室へ。
(来てなかったやつらには昼休みに集めてやってやりました)
やっとこさやりたいと思っていた
アジの解剖スタートです。
この時期のパプアのアジは
産卵期なのか知りませんが、
白子や卵が入っていました。
えむぃ めりー ぴす や!
(女の子の魚だね!)
とピジン語で説明するとみんな爆笑。
相変わらず沸点が低いです(笑)
※授業やる側としてはやりやすい。
そんなこんなしながら、
魚の内臓を本体から取り出す工程も
ちぎれないか不安でしたが、
どれも全部エラから肛門まで
きれいに外すことができたので良かったです。
「ヒトの図だとわかりづらいけど、
魚だと肝臓が消化管にぴったり
くっついとるでしょ?人間も同じなんよ。」
と言った感じで、消化管として各臓器が
1つの管になってることを実物を見せながら
説明できたのは大きいですね。
これだけだと
時間が余りすぎるので、
アジの目ん玉と視神経、脳、脊髄
を見せて今日の授業は終了。
20分足らずでしたが、
まぁいいでしょう(笑)
パプアには
魚の内臓をとる文化が
あまりないようなので
いい演示実験になったかなと思います。
魚はさばかなくても、彼らは
ニワトリをさばいたことがある
ので、アジの内臓の中でも、肝臓はみんな
言い当てることができてました。流石。
※魚の肝臓も鶏のレバーも似たようなもんです。
さばいた後は
手もドロドロだし、まな板には
ぐっちゃぐちゃの魚が残るので、
今回は助手としてブレンディに
スタンバってもらってました(笑)
おかげであっという間に片づけができて
はかどります。
放っておくとすぐにハエがたかってくるので、
衛生面的にも非常に助かりました。
流石にこの実験は
グループワークにするには
お金がかかるし、保存場所もないし、
彼らには魚の内臓を取る文化がないしで
不安材料が多すぎたので、演示実験にして
正解だった気がします。
ブレンディも喜ぶし、
またやってみたいですね(笑)
以上、
先週からずっとやりたかった
解剖実験をしたよ~って話でした!