2019/03/27 午後5時ごろ
散歩から戻ってきたわけですが、
散歩中の会話から感じたことは、
彼女の要望は日本語での会話
というよりも文法のようです。
「敬語とかの文法を教えてほしい」と
言われたときは絶句してしまいました(笑)
(敬語とか、今が人生で一番話せん時期な気がする…)
大体の動詞、形容詞、会話なら
わかっているようです。
流石言語能力にたけたパプア人…
(大体みんな最低でも3つの言語を話せます)
パプアに来てから
フツ―に独り言を日本語で言うように
なっているので、それにも反応されてビビりました…
(イライラしたらフツ―にパプア人に向かって
日本語で悪口を言うこともあるので気をつけなくては…)
そして、やっぱ僕には
この任は重いです(笑)
岡山弁が出ちゃう…(笑)
のびのび話そうとすると
砕けすぎた表現になるし、
ちゃんと話そうとするとカタコト
な感じになってしまうので気持ち悪い…
ここは大都会出身の山﨑くん
と峰松さんの出番ですね(笑)
まぁ、僕のポンコツっぷりは
置いといて…
このベネさんは
UPNG(パプアニューギニア大学)
に通っているわけですが、
専攻はなんと考古学!
(考古学を学んどる人に生まれて初めて出会った。)
留学生に選ばれる
ぐらいなので、
相当頭のいい学生さん
のはずです。
そこで
『なぜ日本語を
外国語として選択したのか』
聞いてみると…
「考古学を専攻しているのが一つの理由。
パプアにはいろいろな
日本の戦争の遺跡があるから、
それを日本に伝えたりできたら
いいな~と思ったから。」
だそうです。
なにそれ…。
深いな…パプア人が語る理由とは思えない…
以前のUPNGで聞いた理由の大半が
「日本の漫画やアニメに興味を持ったから」
なわけですが、
なんか格が違うな…
と感じました。
この他にも、
『パプアの教育に
ついてどう思う?』
と聞くと…
「教科書の内容がいつまで
たっても同じなのがおかしい。
最先端の内容を取り入れた
教科書を作るべきだと思う。」
等々…
パプア人とは思えない
受け答えをする
学生さんでした…
こんな学生さんでも
ダミにずっといるのは
ちょっともったいないですね。
ダミはとても良い所ですが、
やはりパプアなので、
することが全くありません。
タウンに行くことも
ほとんどないそうなので、
昨年の9月からずっと
このダミにいることになります。
そりゃあ、
ヒマじゃわな…
↑5歳の妹の面倒を見てるらしい…
何というか、
パプアの
トップ層の人って、
いくら高みに行っても
最後に戻ってくる場所が
自分の出身の村なので、
ギャップがすごそうですね…
ダミはオイルパームで儲かっていますが、
他の村だったら、電気も水道もないだろうし…
生活するのが大変そう・・・
やはり、
パプアで優秀な人材になるためには
どこかパプアっぽさから
逸脱しないといけない
部分もある気がしてなりませんね…
パプアの国を動かす・
支えるような人は
どこかパプア人とは
違うような人。
何とも言えない感じです。
急激に文明を発展させると
こういう障害が出てくるんですね…
やはり発展というのは難しいことだよなぁ~
とベネさんとの会話の中で
ふと感じました。(小並感)
会話も終了後、
ホスキンスに帰るわけですが、
やはり、PMVがうまく拾えず、
結局彼女のお兄さんがやっている
PMVを呼んでもらってなんとか帰ることができました。
やはり、西ニューブリテン最大の
問題は交通網。
頻繁に通うことは
かなり難しいので、時々
ダミに遊びに行くような感じで
関わっていきたいですね。
以上、
西ニューブリテン州に住む
パプアNo1大学の学生さんに
会いに行ったお話でした!
↓3ヶ月後。またこの村に戻ってきます。
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