10/22昼
まぁ、実験的なのは毎日やってるけどね…
今日の実験は
皆で手をつないで輪になって
隣の生徒から手を握られたら
逆の隣の生徒の手を握っていって
1周するのに何秒かかるかっていう実験。
まぁ、
何秒かかろうが
どうでもいい実験
なんですけどね(笑)
(大事なところはそこじゃない。)
実験前には
この図を見せて、
・こんな感じで1つの輪を作ってよ~
・左の手が握られたら右の手を握ってよ~
・神経の伝達速度だけ知りたいんだから、
握られる前からちゃんと手は繋いどいてよ~
・握られたらできるだけ早く次の人の手を握ってよ~
・僕が最初に手を握るからな~
と言うんですが…
なかなかできんわな(笑)
輪が分岐したり、
手を放した状態で待機したり、
僕が初めてもないのに手を握りだしたり、
手の握りが途中で止まったりします(笑)
図と言語と
文字の3方向から構造化を組んで、
雰囲気でもやり方がわかるように
しているんですが、実験に慣れてない
彼らは中々うまくできないんです(笑)
やはり日本と比べてパプアでは
わからないことに対処する、
考える・経験する機会が
極端に少ないのでこういう実験は
最初はうまくいかないのかなぁ~と思います。
でも、
何回かやっているうちに
絶対できるようになるんですよね(笑)
これがよい。
おもしろい。
ピジン語で
「ほりむ ぐっ!」(ちゃんとつかめ!)
「ほりむ ちょる!」(つかむだけじゃ!)
「のーけん ほりむぱす いぇっと!」
(まだつかむんじゃない!)
とか言いながらわちゃわちゃやってて
楽しい記憶が生物に
結び付いてくれたら
それでよい。それが一番大事。
正直、パプアの
テスト範囲は日本の数分の1でちょろいので
こういう
『楽しい』に使える
時間がとても多いです。
ちゃんとこの実験がどう今日のトピックと
リンクしているのかはちゃんと説明しますよ?
大体1周するのに、
論理的な電気信号による情報伝達時間よりはるかに
時間がかかってしまうので、そこから化学信号による
情報伝達の存在に気付かせるって展開ですね。
毎日30分弱の授業時間で
器具も参考書もないけど、
日本よりパプアの方が
よっぽど楽しい授業ができる。
パプアの理科の内容が
日本よりも簡単・詳細なところまで扱ってない
という事もありますが、それでも生物に関して
彼らは楽しそうに授業を聞いてくれてるし、
僕もステップバイステップで授業を進めることができてます。
やっぱり何でも
『ゆとり』は大事。
※僕は生粋のゆとり世代です(笑)
日本では教えないといけない内容が多すぎて
十分な時間が確保できないんです。
理系の理科なんて
日本人が大まじめにやっても
全部終わらない量が平気で
扱われてますからね…(笑)
頭おかしい。
ゆとり教育の見直しで
教科書で取り扱う内容の量がまた増えましたが、
『量』より『質』を重視しないと
これからの教育は絶対うまくいかない気がします。
パプア人に日本人と同じ量の
情報を与えても、かえって理科への理解度は
落ちるだろうって簡単にイメージできますよね?
しかもこれからの時代、情報のストックなんて
インターネットに任せればいいんだから。
一番大切なのは
得た情報をどう扱えるか。
楽しんで学べるか。
そこを鍛えないといけないのは
皆がわかってるのに、
なんでそれを邪魔する『量』を増やすのか…
今の日本の教育は
言ってることとやってることが逆行してる
気がします…
なんで日本の偉い人達は
『質』を重視した方が
効率もいいし、楽しいしってことに
気が付かないんだろ…?
まぁ、いいや。
日本は日本でがんばってほしいですね(笑)
以上、
日本では絶対に味わえない時間を
パプアでは経験できるよ~って話でした!
まぁ、
こんだけやっても
彼らのテストの点が上がってるのかは
怪しいけどね(笑)
★ブログ村に参加し始めました!★
にほんブログ村
ここ↑をポチッと押してもらえると、
ブログ村でのランキングが上がります!
よろしくお願いしますm( )m
(今までよくわからずに貼ってました…)