7/20
準備も含めて4日間かかった
ナショナルイグザム(国家試験?)が
終りました。日本では夏休みが始まった
ようですが、こっちも3連休です!
(夕方スーパーでたまたま会った山﨑君から聞いて知った)
今日はパプアのグレード10(高校1年生)
が解いたナショナルイグザムの問題の中でも
「え、これ高校生の問題!?」
と思った問題と
「え、そう解く!?」
と思った解答を紹介したいと思います。
※この国家試験の問題は理科の実技問題で
ホスキンスの先生が問題集の中から選択、
改変したものです。
まずは
「え、これ高校生の問題!?」
と思った問題から。
問2:500gの重りを基準に袋A・Bの重さを
手で測りなさい。(答え:A200g・B600g)
うん。おれでもわからん。
特にBなんかほとんど差がない
ような感じすらします・・・
もっと差がわかりやすいようにすりゃいいのに…
答えの範囲がテキトーすぎて果たして
どう採点基準を作るのか見ものですね。
問6:Vaccineという単語を教科書から探して、
それがあったページを書きなさい。
え?
理科の実技試験だよね?
これただの辞書の引き方じゃん…
(教科書には索引がついています)
まぁ、こんな感じで、
高校生が解く問題か!?
と思ってしまいますが、
僕の想像よりグレード10はひどかったです・・・
パプアのセカンダリースクールでは
グレード10と12で試験があり、それを
パスするとそれぞれグレード11、大学等
に進学できます。
僕はこの試験をパスしたグレード11
しか受け持っていないので、
この問題の妥当性を知りませんでした。
「え、そう解く!?」
と思った解答を見ていただいたら
パプアの現状とこの問題の妥当性が
わかっていただけると思います。
問4:温度計を使って水温をはかりなさい。
試験監督をしていて生徒の挙動が明らか
におかしかったのがこの問題。
試験中に写真を撮るわけにはいかなかったので、
絵をかきました。誤答の例は以下の3つ。
![IMG_20180721_205124[1]](https://papuahattori.com/wp-content/uploads/imgs/a/7/a75ed2cb-s.jpg)
はい。さかさまですね。
空気の温度測ってますね。
数字が読めればこんなことはしないはずなんだが…
結構な数の生徒がやってました。
しばらくしたら気づいた生徒もいましたが、
もちろん気づかない生徒もいます・・・
お次はこちら。![IMG_20180721_205133[1]](https://papuahattori.com/wp-content/uploads/imgs/5/0/50702cc8-s.jpg)
うん。
目盛が見づらかったんだね。
そうそう。水から引き上げて、
近くで見ないとね…!
はい。手の温度測ってるよ。
さっきの問題に比べると人数は少なかったですが、
どのクラスにも一定数はいました・・・
ラストはこれ。![IMG_20180721_205414[1]](https://papuahattori.com/wp-content/uploads/imgs/f/a/faaac1fa-s.jpg)
もう、かける言葉が
見つからん…!!!
水位測っとるやん!?
流石に人数は少なかったんですが2人は
いたことに驚きを隠せません・・・
先生たちも、「あいつらはどうやってここまで
来たんだ?セカンダリーにいるってことは、
試験通って来てるはずなんだけどなぁ・・・」
と頭を抱えています。
確かに、もはやこれは教育の
テリトリーでもないような気がします・・・
人間力というかなんというか・・・
いままでグレード11しか見ていなかった
自分の楽さと小学校教育の職種の隊員の
大変さを思い知りました。
僕には彼らの面倒みれんわ・・・(笑)
はい。青年海外協力隊員はこんな
生徒達を相手に活動してるんですね!
すごいですね!(他人事)