教頭
「明日、時間割
変えるんでよろしく~」
おい。
別に時間割変えるのはいいけど、
週の途中に変えるのはやめろ(笑)
こちとら今週中に
テストする予定なんだから(笑)
ここでは
新しい先生が来るたびに
時間割が変わります。
そのため、1学期の間は
頻繁に時間割が学期途中に関わらず
変わるんですが、週の途中で変わるのは
初めてですね・・・
(今学期は既に3回ぐらい変わってる)
流石に明日の朝時間割を確認して
木・金のテスト実施を決めるのは
危険すぎるので、
教頭に行って先に時間割を見せてもらいましょう。
職員会議が終わった後、
すぐに消えた教頭をさがしたら
色んな先生たちから僕と同じことを
言われているようで、彼らから
逃げるように小さくなりながら
たばこ吸って現実逃避してました(笑)
↑真ん中のピースしてるのが教頭。
時間割の原理は正しく理解できてるし、
かなり頭もいいが、
生粋のパプア人キャラクター。
まぁ、彼の事情なんて知ったこっちゃないので
ムリクリ時間割を見せてもらいます(笑)
僕の予定では
金曜は4コマ授業があるので、
フツ―の授業時間でテストをすれば
4/5クラスを消化できます。
残りの1/4クラスでは
空きコマの時間にテストを
ぶち込んで消化させてもらう予定ですが、
果たして、変更後の時間割は…
4⇒2に減っとるね。
まいった。困った。
どうしよう。(笑)
仕方ないので
「どうしても今週中に
テストがしたいんだけど!」
と交渉すると・・・
教頭
「わかった。木曜ならおれの授業を
生物にあげてもいいぞ。他の先生にも
頼んで生物のテストの時間をつくってみよう。」
とのこと。
まだ、テスト範囲の宿題の採点も
テストの作成もコピーも終っていませんが、
来週に引き伸ばし、ズルズルいくのは
めんどくさかったので、了承し、
超特急で全てを
終わらせました(笑)
↑酷使される私物のプリンター。
停電という制約がある中、
よくできたなぁ・・・
と我ながら思います(笑)
↑刷り終ったテスト(250枚)。
完全に自分で買った
プリンターを酷使&多額のインク代
(私費)を払ってテストを作っていますが
こうでもしないと本当にいつまでたっても
テストができないので、困りものです。
僕みたいに
やわそうに見える教師は
ずるずるだらだら先延ばしに
していると生徒になめられて、
クラスをコントロールできなくなる
可能性があるので(笑)
このテストを刷る時は
文字の色を薄くして、
品質を最低に落とした
状態で印刷していますが、
それでも1回の印刷にかかる費用は
約40キナ。(約1200円)
↑これが限界。ちなみに街の店で印刷すると
125キナ。(約3750円。1枚0.5キナ)
普通のパプアの一般教員にとっては
気軽に手が出せる金額じゃないです。
完全に金にモノを言わせて
活動をしていることになるので、
JICAの活動基本である
「持続可能性を含んだ活動」
には全くなっていないんですが、
どうしようもないのが現状です…
ともあれ、何とか
明日にはテストができそうで
一安心です。
まぁ、
教頭が明日の約束を
忘れてなければの
話ですが(笑)