1/28昼
ヒマになったので、
一昨日から続いている断水を
直してもらいましょう。
ホスキンスセカンダリースクール
には草刈りから家や量のメンテナンス
まで、学校の敷地内なら何でもやってくれる
事務員さんがいるので、彼らに断水の原因の
究明と修理を頼みます。
今回の断水の原因はうちの裏にある家の
配管が壊れていたこと。
(裏の家からうちの水道が分かれてるらしい)
新たなパーツが必要らしく
少し時間がかかりましたが
断水は計画停電に沿って
発生するので、慣れたもんですが、
2,3日水がずっと来ないと結構きついですね…
今回はこんな感じの断水に
どんな対策をしているのか
記事にしたいと思います。
まずは、愛用の断水対策グッズから。
水をくむ用のカップ(真ん中の白いヤツ)、
ペットボトル3本ですね。
(全てにいつも水が入った状態です)
こいつらに水が
満タンに入っていれば
ギリギリ1日はもちます。
※洗濯物は絶対ムリ。
それぞれに
大まかな用途が決まっているので
紹介すると・・・
シャワーは浴び方ひとつで
結構水を節約できますが、
髪が長いと消費する水も増えてしまいますね…
こんな感じで僕一人なら、
消費する水は少なくて済みます。
しかし、
パプア人と寮生活をしているので、
彼らのウ〇コを流すために
どうあがいても1度は
雨水タンクまで水を
汲みにいかないと
いけないのがイライラします…
なぜうちの寮のやつらは
バケツを持っていないのか…
(やつらは水が止まってもシャワーを浴びなかったり、
料理をしなかったり、と『対策』するという概念を持っていません。
そして、配管工に修理を頼みに行くのも、ウ○コを流すのもいつも僕(怒))
まぁ、こんな理由から、
近くにある雨水タンク(ピジン語でワラタン)
まで水を断水時には汲みに行くわけですが、
その雨水タンクはこんな感じ。
↑9000Lの一般市民が使う型では
一番大きいやつですね。
こんこんと叩くと
どこまで水が入ってるか確認できます。
ちなみに、
僕は非常時のみこの雨水タンクを
使っていますが、パプアの隊員の中には
現在一人だけこの
雨水タンクをメインの水源
として使っている隊員がいます。
彼の任地には水道がなく、
ワラタンから水をバケツで汲んでいつも
使っているようです。かわいそうに…
(※水道は無くても雨水タンクからポンプで
水を屋内に引いてる任地はたくさんあります。)
彼によれば、この雨水タンクは
ある企業が独占販売しているらしく、
1個30万円ほどするらしいです。
普通の家では5000Lか3000L
のタイプが一般的らしく、
「家にあるワラタン
の大きさでその家が
金持ちかどうかわかる」
が彼の格言です。
まぁ、それは置いといて、
この雨水タンクの水はこんな感じで、
プラスチックの管で引っ張ってくる
仕組みになっています。
時々ボウフラが
入っていたりするらしいですが、
僕は今までそんなことはなかったです。
パプアの水道局から引っ張ってくる水よりは
数段こっちの方がきれい。
まぁ、屋根や管を伝って
たまった水なわけですが、
別に煮沸しなくても
フツ―に飲めます(笑)
結構これを言うと日本の方には
引かれるんですが、
フツ―にうまいです。
腹も壊しません。
(パプア人もフツ―に飲んでるしね(笑))
日本の排気ガスをたっぷり吸った
雨ではないので、日本の雨をそのまま飲むよりは
よっぽど安全なはずです。
まぁ、こんな感じで
断水時もそこまで苦労せずに
生活できてます。
(今は雨季だから水も使いたい放題)
しかし、
近くの村では
雨水タンクが十分になかったり、
老朽化が進んでいたりするので、
乾季は雨水タンクが枯れ、
川まで水を汲みに行くような
しんどい生活をしているところも
まだまだたくさんあります。
(小田さんや同任地の山﨑君がそれ)
↑旧式のワラタン。
コンクリートでできてるため、
老朽化が激しい。
雨が大量に降る熱帯でも
しっかりした設備がないと
渇水になるので、本当に水は
人にとってなくてはならないもの
なんだなぁ~
と肌で感じます。
以上、長くなりましたが
いつも使っている断水対策
グッズ紹介でした!