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学校が終わると、
グレード12の壮行会?がありました。
来週に迫った国家試験に向けて
みんなでお昼ご飯を食べて
備えるようです。
2時から開始だぞ!
とみんな言っていましたが、
2時ごろ行ってみるとこんな感じ。
全然準備できてねぇ…(知ってた)
仕方がないので家に一旦帰って
少し寝てからまた来ることに。
グレード12全員なので200人ぐらいいます。
そしてみんなよく食う。
↑みんな男子も女子もこれくらいの山盛りにします。
先生の分も用意してあるそうですが、
グレード12が全員取り終わるまで
結構時間があるので、隣にいたMrグニギムに
パプアの昼食会について話を聞いてみました。
※普段パプア人はお昼ご飯は食べません
Q1「パプアではお昼食べないけど、
何で試験前に昼食会開くの?」
Q2「昼食会に限らず
何でバイキング形式が多いの?」
Q1の答えはどうやら部族間の
戦いに関係しているようです。
普段はお昼を食べないパプア人ですが、
他の部族との戦いの前にはみんなでお昼を食べて
色々話し合ってから、スッキリした気分で
戦いに行くようです。
せいをつけるという意味もあるようですが、
わだかまりのない状態で戦いに行くことができるので
勝利に繋がるんだとか…
まさかそんなところからつながる話とは思わんかった…
Q2の答えは何となく想像していましたが、
パプアの伝統料理に依存しているようです。
パプアの伝統料理は「ムームー」と
呼ばれる熱した石を使って
イモや肉を蒸し焼きにするもの。
各州によって調理方法は違うようですが、
随分前にMr&Mrsマーティンにご馳走してもらった
↑「アイギル」も熱した石を使っているので
ムームーに分類されるらしいです。
このムームーは大人数に振る舞う
のにむいていて、でっかいものだと
巨大トラックのタイヤぐらいの大きさの
蒸し器を組んで50人分ぐらいが調理できるそうな…
それをみんなでワイワイつっつきあいながら
取るのでバイキング形式がメジャーになった。
というMrグニギムの説明でした。
(彼は日本人とパプア人のハーフでおしゃべりな州で有名な
セピック出身なのでめちゃくちゃ話がわかりやすいです)
そんな事を話してると
先生が料理を取る順番になりました。
といっても今回は素早く配給するために
配置されている生徒がよそってくれました。
「もういい!もういい!」
と遠慮してもこの量です…
多い。
正直いうと、
僕このムームー、苦手です笑
別に嫌いなわけではないんですが、
味がないんです笑
そして量が多い。
↑写真では全ては見えませんが、
レンガくらいの大きさのタロイモ、
茹でバナナ(ほぼイモ)3本、
でかい鶏肉、ソーセージ、
激甘砂糖味のケーキが
入っていますからね…
ソーセージとケーキはともかく、
味がなくて口の中の水分が
全部持っていかれるような
イモやバナナをこんな量食べるのは
キツイんです泣
すぐに腹がパンパンになって
明日の朝ごはん行きになりました笑
また別の機会に
パプア人の味覚については投稿しようと
考えていますが、甘いものは歯が溶けるくらい甘く、
それ以外はほとんど味がしないのがパプア料理。
時々例外もありますが、
塩分取り過ぎで高血圧の人には
いい食事ですね笑
高血圧で困っている方がおられましたら
是非パプアへ!
(多分また別の病気になるけど…笑)