はい。ガーリップナッツを収集し、これから遭難します笑
山の縁に沿って帰るだけなんですが、
Mrグニギムは
「山の道は頭の中にちゃんと入ってるぜ!ヘッヘ〜!」
と言っていました。
ここからどんな風に遭難するか皆さんも想像してみてください笑
帰り道、急に雨が降り出します。
スコール級の土砂降りです泣
(ここ最近はこんな天気で、朝晴れていても急に土砂降りになります)
服、荷物が完全にずぶ濡れになった時に
Mrグニギムが一言。
「実は今、もう1つの
ガーリップナッツの場所に行くか
普通に帰るか迷ってるんだ〜」
いやいや、アホか。
普通に帰る一択だわ。
さみーわ笑
とは言いませんが、「帰ろう!」と促します。
パプア人はなぜここまでガーリップナッツが
好きなのか…
※正直、そこまで美味しくないしマーケットでも買えるんですよ笑
なんとかMrグニギムを誘導し、帰る方向に。
「よっしゃ。ショートカットだ。」
と早く帰ってくれるみたいです。
しかし…ここから地獄の遭難が始まります。
まず、道が無くなります笑
今までも道無き道だったんですが、
獣道っぽい人も通れるようなところばかりでした。
しかし今回は終始Mrグニギムがブッシュナイフを
ふるって道を切り開き続けています…
な、なんかおかしい…(キツイ)
登り降りも何回も繰り返しています。
Mrグニギムに
「今どの辺歩いてるの?」と聞きますが、
「おぉ〜、ミスター。一気に下るのは急だから、
登ったり降りたりしながら、徐々に降りて行くぞ〜。ヘッヘ〜。」
と道はわかっている口ぶりです…
まぁ、こっちは信じて歩く他ありません…
もう、ここからめちゃくちゃで、
ひたすら山の縁を登り降りしながら横移動。
そしてたどり着くのは断崖絶壁↓。降りられない。みんな絶句。
をひたすら繰り返します笑
3歳のジェシーは完全にギブアップ。
それでもMrグニギムはジェシーを他の子供に任せて
ブッシュナイフで必死に道を切り開き続けます…
そして、どうあがいても降りられる道が見つからないので、
無理矢理この斜面↓を滑り降りることに。
しかし、しばらくして…
「戻れ〜!やっぱムリだ〜!」
とMrグニギム。
い、いや。降りる(滑りおりる)だけでもかなりきつかったんだが!?
と思いながらもなんとか登ります。
そして残りのMrグニギムを待っていると、遠くの方から…
「戻ってこーい!やっぱ行ける!」
とMrグニギム。
ここでやっと僕は
「あ、俺たち遭難してんだな…」
と気づきました笑
普通だったらもっと早くに気付くんですが、
道無き道に慣れすぎた&子供達は遭難している自覚もなく
ひたすら遊び続けているため、全く気付きませんでした笑
後々聞いてみると、彼は最初の土砂降りの中の
ショートカットの時点で迷っていたらしく、
そこからは小川に続く溝(水が流れた跡がある道)を
探していたようですが、そこに降りる道をずっと
見つけられなかったようです…
なのでMrグニギムは
「道を知っている」とは言っていましたが、
「小川に続く溝→小川→ガブブ川→家」という地形の特性と
方向を理解しているだけで、あとは僕とあまり変わらない
状態であったことが判明しました笑
まぁ、「この道は行ける・行けない」の判断ができる
のが大きな差ではあるんですが、
日本人からしたら、パプア人の通る道は全部「行けない道」です。
だって、
歩いて降りられないんだもん↑笑
まぁ、そんなこんなしながらみんな無事?下山。
17時に家に帰ってきました。
(合計6時間半、内4時間ぐらい迷ってた)
結局帰るまでに3、4回スコールにあって寒かったです泣
(例のごとくじんましん出た)
う〜ん。この旅を振り返ると、
とどのつまり帰り道は来た道を引き返すのがいい
ということですね笑
皆さんも気をつけましょう…
パプア人の「道わかってる」
は信じちゃ行けませんよ!
つ、疲れた…(Mrグニギムも珍しく疲れてました)