11/22
今日は午後の授業がすべてキャンセルになりました。
というのも、今日の午後、先日亡くなった生徒の
遺体を乗せた車が学校に来るんだとか。
(実は昨日の午後もこれの準備で授業が吹き飛んだらしいけど、午後は授業無かったので気づきませんでした(笑))
日本では関係者が遺体のある
場所に行くのが普通ですが、
パプアでは遺体が関係各所を
まわることが普通みたいです。
ということで
お偉いさんの車をお出迎えするみたいに
皆道沿いに花を持って待機。
参照記事
案の定、PNGタイム
(パプアニューギニアの時間にルーズの文化の総称)
適用で1時間ぐらい待ちましたが、
やってきました。
パプアでは
遺体を乗せた車は
赤いリボンをつけてます。
どんな感じなのかと思って見ていると…
みんな
大号泣、大絶叫。
車の側面をバンバン叩いて全身で悲しみを
表現しています…。
はっきり言うと、
オーバーリアクション…。
あんまりこういうのを言うのは
良くないと思うんですけどね、
わざとらしいんですよ…
だって、
校長のスピーチが始まったら
みんな一瞬で「シーン」ってなるんだもん…。
↑遺族の人たちは黒い服を着てます。
スーツじゃなくてもいいみたいですね。遺族以外の人は服装に特に指定なし。
んで、ご遺族の方があいさつの時、
色々話をされるんですが、そこでは全く反応なし。
(おまえら話聞いてないだろ…。)
そして、
学校から移動するって時になると
また大絶叫。
歩きながら大絶叫するやつもいれば
泣き崩れて絶叫する人も。
・・・。
たぶん、お葬式の時は
オーバーにリアクションしたもん勝ちな
文化があるんだろうな…。
日本人がこれを見ると正直、
わざとらし過ぎてなんかちょっと興ざめしてしまいます…
っていうくらいの
大絶叫だったんですよ…。
ほんとにね、これを動画にせずして
何を動画にするの…?
っていうくらいの大騒ぎだったんですが、
流石に生徒のお葬式をアップするのは
日本の文化が許さないと思うのでやめときます。
※ちなみにパプアでは葬式の様子を写真撮ったり動画撮ったりしてもOKです。
皆パシャパシャとってました。気合の入った人は一眼レフで。
でも、生徒達が亡くなった生徒の
棺桶を運んだりお葬式の準備をしたりするのは
良い文化ですね。
生徒達全員が友達を見送ることができるし、
亡くなった生徒も死んだ後に自分の思い出の場所を
訪れることができるのはきっとうれしいだろうなと
思いました。
日本だと人の「死」は
厳か過ぎてちょっと疎遠なイメージですが、
このパプアの文化の中だと「死」というものが
より身近に感じやすい気がしますね。
以上、
何気にパプアの葬式を見るのは
初めてだったのでビックリしたよ~
って話でした!