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今日は植物の蒸発散の授業をします。
水は蒸散すると次の水が自動的に根から
吸収されるという簡単なところです。
しかし、なぜかここパプアの教科書は
この3つの力が太線で書いてあります…
順番に訳すと
①毛管現象
②凝集力
③蒸散に伴う引力
です。
確かに蒸散と関係しとるが…正直
これ生物でやんの!?
と思いました(笑)
しかし、太線で書いてあったので
やらざるを得ません・・・
①~③を簡単に説明すると
①細い管を水に浸けると、表面張力で
みずが吸い上げられる。
②水同士はひとまとまりになろうとする
力がある
③水が蒸発すると、水が無くなった部分
にまわりの水が引き寄せられる
です。
めんどくせ…(笑)
大学で物理っぽいこともしていたので
説明できますが、これは口で説明しても
わかりにくいやつ・・・
①、②は演示実験で簡単に見せること
ができます。
①毛細管現象
メスシリンダーの目盛をはかるときに
水面が少し変形するのが表面張力。
そして管が細くなるとその力は強く
なってピペットだと先っちょに水を
吸い上げるほどになる。
②凝集力
水滴を2つ用意。棒でちょいちょい
っと移動させると2つの水滴は1つの
水滴になって簡単には元に戻らない。
水は一つになろうとする性質がある。
しかし、③は気体の話なので
目に見えない&教科書にもこれに
関する図がないので新たに教材を
自分で作ることにしました。
町に行っていろいろ探してたどり着いた
結論がこれ。
ひもとボタン。
ボタンが水分子。
ひもが②の凝集力です。
ボタンにひもを通してつなぐことで
水分子同氏は1つに繋がっていること
を視覚的に表せます。
水が蒸散するとき、水は近くの水を
引っ張りますが、全ての水は凝集力で
1つになっているので、自動的に土中
の水も引っ張られ根っこに吸収される
という現象を説明します。
葉っぱの水分子が蒸散すると
ひも(凝集力)で1つなぎになった
ボタン(水分子)は引っ張られて…
土中にあったボタン(水分子)も
自動的に根っこに入ってきます。
これが「③蒸散に伴う引力」です。
↑最初はいっぱいボタン(水分子)
をくっつけてましたが、説明時に
からまるので、最初と最後の
水分子だけにしました。
まぁ、葉っぱの水が根っこの
水とつながっていることを表現
できたらいいのでこれでいいでしょう…
生徒の反応も良かったです(笑)
つかれた。
パプアの教科書はわかりにくい…