先日やった
アンケートの結果を集計しました。
簡単にまとめるとこんな感じ。
モチベーションの高さ
(4.4点/5点満点)。
正しくこの質問を理解していない
生徒もいただろうし、
未回答の子もいたので、もっと
高得点をたたき出した可能性もあります…。
そして、
あんまり楽しくない
パプアの教育を受けてきた
にもかかわらず、
勉強を楽しいと答える生徒が多数…。
1:まったく楽しくない
と答えている生徒の割合が多いので、
もしかしたら勉強についていけていない
生徒の数が反映されているのかも…。
(パプアの教室内では日本以上に学力差が激しいです…。)
放課後の勉強時間は、
大体の生徒が
30分~2時間
という回答でした。
これはうちの学校寮の
ナイトスタディが
夜7~9時に行われるので
それに比例したのかな…?
と思います。
1人の生徒が、
「ミスター、ナイトスタディは
7~9時の3時間だよ!
7・8・9!の3時間!」
と言ってきたのには絶句しましたが、
まぁいいでしょう…
(0の概念・・・。)
そして、
就きたい職業が
決まっていない生徒は
おどろきの0人!
決まってるんですね…
しかも大半が小・中学生の頃に
その夢を決めています…
ちなみに
なりたい職業一覧は
こんな感じ。
前の記事にもしましたが
逆境にも負けず、
モチベーションを保ち続ける
彼らには本当に頭が下がります。
僕がパプアに生まれてたら絶対
セカンダリーの前でドロップアウト
してるだろうな…
アンケートを取ってから
生徒と少し話す機会もあって、
教師と法律家が
最もなるのが難しい職業
らしいです。
教師はゴロカの大学と
その他専門学校で、
法律家は首都の大学と
マダンにある法律学校で
免許が取れるそうですが…
どれも狭き門で、
国家試験でいい点数をとる
必要があるんだとか…
本当に厳しい…。
でも、
これで厳しいと思っていた
僕はまだまだ甘ちゃんで、
大学卒業後も
進路が確定しない
生徒は大勢いるんだとか…。
首都とゴロカの大学で
活動されているシニアボランティアさんに
聞いた話では・・・
卒業後の進路が
確定してるのは先生くらい。
全体で見ると
約10~20%
の生徒しか就職先が
決まらないまま卒業するんだとか…。
まぁ、
お得意のPNGタイムや
追跡調査がうまく機能していない
可能性もありますが、
それにしても低すぎる…。
パプアで大学に進学できる
生徒なんて上位ほんの数%だけだろうに。
パプアの社会は
本当に世知辛いです。
まさに
がんばっても報われようがない。
がんばったら損をするパプアの
文化を象徴しています…。
こうしてパプアを見ていて思うことは
日本に生まれた
僕は本当に幸せ者です。
賃金が一番低いとか、
働き方がブラックとか、
子育てがしにくいとかで
「働きたい国ランキング」、
33か国中32位にランクインして
話題になっていたりしますが、
それでもパプアよりは良い!
がんばれば
まだどうにかなる可能性があるから。
彼らを見て
また元気をもらってしまいました(笑)
ボランティアでここに
来ているのに情けない…。
僕も残り任期、頑張っていこうと思います!
以上、
パプアの高校2年生の
勉強に対するモチベーションの話でした!
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