6/13
朝5時。目が覚めました。
普段なら6時半に自動的に目が覚めるんですが
今日は違います。
腹痛でも、ネズミがうっさいでも、
酔っぱらいがうっさいでも、
同僚の草刈りの音がうっさいでもありません。
寒い。
今はめちゃくちゃ寒いです。
(多分、昨夜の雨と強風のせい)
詳しい温度はわかりませんが
今年一番の冷え込みですね(笑)
半そで半ズボンで寝ていたんですが、
絶対零度の宇宙空間に放り出される夢を
見るくらい寒いです。
おかげで治りかけていた風邪がぶり返して
しまいました。頭が痛い・・・
ですが、そんなことはどうでもいいです。
問題は、今日が2学期最後のテストをする日だという事。
こういう僕でも寒さを感じる日は大抵…
※50人オーバーの学級です
最初のクラス11Bは1・2時間目の連コマですが、
1時間目にクラスの人数が集まるわけがないので、
2時間目にテストを開始する予定にしていたんですが、
それでも半分も集まらないとは・・・
ちなみに、
2時間目が始まる直前になっても
学校はこんな感じ。
教室には先生いないし、
職員室すら開いてない状態。
(職員室を開けるのは副校長の仕事。)
あたかも、まだ始まってないよ…?みたいな空気です。
「何で今日はこんなに人が少ないの?」
と彼らに聞いても大抵の人はうまく答えられません。
唯一、Mrグニギムなどのしっかりした
パプア人に聞くと理由を分析してもらえるんですが、
その他の有象無象は「人が少ない」という事に
違和感を覚えないので…
まぁ、大抵どんな時もシンプルな理由なんですけどね。
今日の場合は「寒いから」です(笑)
絶対そう(笑)
寒いからみんな動きが遅くなるんです。
日本の冬の寒い時って布団から出るのしんどいですよね?
彼らの場合、如実に気持ちが行動に現れるので
色んな行動が後手後手に回って結局遅刻に
繋がっているパターンです。
バスが来なかった、水が出なかった、
チャイムが鳴らなかったという明確な
要因がないことによって起きている遅刻なので、
彼らにとっては要因がないように見えてるようです。
信じられないかもしれませんが、
この現象が集団の
半分以上で発生するのがパプア。
みんな自分の気持ちに従順。(日本と真逆)
まぁ、仕方ないので、
来てないやつらには空きコマの6時間目に
テストをしてやりましょう…
2時間目が終了して、
流石に調子が悪かったので、
5時間目の11Aの時間まで家に帰って休憩。
(フレックスタイム制を適用します(笑))
5時間目が始まる前に
生物室前に行ってみると、
なんかめんどくさそうな
生徒の列ができてます・・・
※写真はイメージ。
服部
「お前らここでなにしょん?」
生徒①
「ミスター、テストテスト!」
服部
「11Bの朝来なかったやつのテストは
6時間目の空きコマにやるって伝えたろ。」
生徒①
「ミスター、今がノンコンタクト※だよ!
(空きコマの意。)」
服部
「はぁ!?どこが空きコマなん?
6時間目以外11Bに空きコマはないはずだろ!?」
(携帯の時間割を見せる)
生徒①
「あ、ほんとだ…」
生徒②
「ミスター、今が6時間目だよ!」
服部
「(イラっ)話にならん。時間割見て来い。」
まず、第1に。
自分らの時間割くらい自分たちで確認しろ。
そして第2に、
おれ(日本人)が時間を間違えるわけがないだろ。
そして最後。
いい加減タイムテーブルを覚えろ。
(覚えられないなら紙かなんかに書け。)
日本だったら考えられない
意味の分からんやり取りですが、
まだ続きます。
生徒③
「ミスター、僕らもテスト受けていい?」
服部
「ダメっつったろ。6時間目だ。」
生徒③
「6時間目僕ら授業があるよ?」
服部
「はぁ?さっきのやつにも見せたけど、
11Bの空きコマは6時間目なんだって。」
生徒③
「僕ら11Dだよ?」
服部
「はぁ???お前らは7時間目だろ!」
生徒③
「でも、5時間目に先生が来ないから
テストしてもいいでしょ?」
服部
「ふざけるな。11Aで生物室を使ってんだよ。
イスが足りてないのは知ってるだろ?帰れ!」
みんなわがまま。
自己中。
他人のことは考えない。
ほんとにイライラします(笑)
彼らは話をされる側に立って
物事が考えられないので、
状況が混乱するようにしか話ができません。
ごちゃまぜの有象無象の中に
11Bと11Dの両方がいるっておれがわかると思うか?
(日本だったらわかりますが、パプアでこういう時に
群がってくるのはいつも授業に出てないやつらです)
そして自分の都合で
好き勝手やろうとすんな。
ルールを守れルールを。
(何のための時間割だよ…)
別に色んな提案をされるのはいいんですが、
そういう時は代表をたてて少数で話しかけてほしいもんです。
おれは聖徳太子か。
とまぁ、こんな感じで
非常にイライラします(笑)
だってパプアだから…。
非常にイライラするので、パプアでは
普段からあまりがんばって活動するべきではありません。(格言)
実は、今日のテストは
範囲がかなり狭め。
予想外の出来事に
授業時間があまりに削られるために、
前回のテスト範囲からほとんど
進めていなかったので、がんばって
範囲を広げるために授業をがんばろうか
だいぶ迷ったんですが、
「パプアでがんばりすぎても
いいことは絶対起こらない。」
を念頭に、授業はテキトーに済ませておきました。
(急な「今日は午後無し~!」とかに備えて。)
結果的にそれのおかげで
今回はイライラするだけで
彼らの対処ができましたね(笑)
これで授業をがんばってた日には、
他のイライラも重なって
ブチ切れていたかもしれません…
日本ではあまりよくわからん概念かもしれませんが、
うまくサボりサボりやらないと、
この国では周囲との間にギャップが生まれて
ストレスがたまりやすくなります。
今回はそれがうまく回避できた
良い例でした。イライラはしたけど(笑)
フツ―にやってて授業が
進まないなら仕方がないです。
良い所で力を抜くことの大切さを学べる国です、パプアは。
以上、
なんか…汚いというか
こういう時に言い放つ表現が
日に日に増えていく気がする
出来事でした!