6/14
金曜日です。
金曜日の3,4時間目は
宗教の時間で生徒が勝手に歌を歌ったり、
なんやらかんやらします。
その間、先生たちは
休憩したり、授業の準備をするなど基本的に自由です。
僕も次の時間の準備をしていたんですが、
やけに静か&まわりに先生がほとんどいないことに気付きます。
…もしかして。
と思って職員室に行ってみると、
案の定、会議みたいなのが始まってました。
なんで、職員室の黒板に
「今日3,4時間目に会議」
みたいな簡単な伝達ができないんだ…?
たぶん放送でもしたんでしょうが、
聞こえにくいんですよ、うちの放送・・・
ちょいちょいいない先生もいる中、
みんな何かの資料をもって
1文ずつ音読をしています。
どうやら、
今日は職員会議ではなく
教員研修的な会のようです。
(なおさらちゃんと伝達しろ…。)
どうやら、
聞いている感じでは
生徒指導のガイドライン
を読んでいるようです。
へ~。パプアにもそんなんあるんだ…。
と思いながら聞いていると、
教頭がいきなり
「Mrハットリはどう思う?」
と聞いてきました。
服部
「ごめん。何が?」
あんた、オレが30秒前にこの場に来たの
見えてたよな?
生徒指導っていうトピックはわかったけど、
資料持ってないんだけど?
何話しゃええん?
あと質問が抽象的過ぎ(笑)
とりあえずパプアの生徒指導なんて
全く知らないので、日本の生徒指導をテキトーに
しゃべっときました。
資料は持ってないものの、
こういうちゃんとした会議
(特に英語の資料ありのやつ)は
ピジン語が混じらないので、
わかりやすかったです(笑)
会議後に教頭に言って
資料をもらって見てみると、
結構しっかりしたガイドラインで、
意外だったのは、
パプアでも体罰に関しては厳しく
禁じられていること。
生徒に課してもよい罰の例や、
居残りをさせる際の注意など
地味に日本っぽい内容もあって
驚きました。
肉体的に精神的に負担の無い罰なら与えてもよい。
居残りや停学処分の際の別室登校時には、
保護者に連絡してから。等々色んなことが書かれています↓
↑右ページの真ん中には生徒がブッシュナイフでケンカしてる絵が。パプアっぽい。
そして、問題の
Q&Aのコーナー。
先生からと保護者からの質問
、それに対する回答が載っています。
「うちの子が不当な罰を受けたんですが、
どうしたらいいですか?」
というもの。
おぉ・・・ベーシックな良い質問。
それに対する回答がこれ。
「まずはその担任、生徒と一緒に話し合い、
それでもその処罰に納得できない場合は
その次に学年主任、学校の管理職、教育委員会
と順に話し合いを行ってください。」
これ、本当にパプアのガイドラインか?
どっか外国のガイドラインを
丸パクリしたんじゃないか?
と思うような解答です。
パプアも頑張ればできるじゃん…
と思っていたんですが、
問題はこの次の質問。
この質問のおかげで、
このガイドラインがパプアで
作られたことに確信が持てました。
2つ目の質問。
「うちの娘が彼氏と
学校のグラウンドで
ジキジキ※して
退学になったんですが、
これは許されるんでしょうか?」
※英文読んで察してください。
う~ん…退学だねぇ(笑)
色々ツッコミどころはあるんですが、
一番最初に突っ込みたいのは、
これ2番目に採用する質問か?
もっとなんか別に適切なのがあったろ!?
しかも、学校のグラウンドというのが
何ともパプアっぽい・・・
質問
「うちの子どもが教師とジキジキしたんですが…」
解答
「警察に連絡してください」
もういい…
頼むからジキジキから離れてくれ…
真面目に作っているんでしょうが、
日本からすると考えられない
質問も乗っているもんですね…
まぁ…
こういうバースコントロールの話
は出生率が1女性当たり約4人の
パプアからするとホットトピックなんでしょうが…
性犯罪に対する処罰は
一番重い処罰に分類されているのに
なぜそれに不満を持つ親がいるのかも
不思議ですね・・・
3つ目の質問に至ってはほとんど
生徒指導の質問でも何でもないし・・・
以上、
THEパプア
みたいな質問に一人部屋で
爆笑してしまった出来事でした!