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最近ある課題を生徒にやらせているせいで、
生物の時間が自習です。
授業準備がないので
楽っちゃ楽なんですが、
授業をしてないとなんとなくテンションが
下がってしまいます・・・
(↑ある意味病気(笑))
そんな感じで
「今日おもろいことないなぁ~…
ブログに何書こう…?」と思いながら
歩いていると、Mrタラドの教室の前で
面白そうなものを見つけました。
何じゃこれ?
何かを建てようとしているのか…?
とも思えるような4か所に突き刺された木材。
生徒に「君ら何してんの?」
と聞いてみても、彼らはうまいこと
答えられないので、
何か面白そうな意図がありそうな実習です。
特に今日これから何かが起こる可能性も
低そうだったので、ここでMrタラドを
出待ちしてブログネタをゲットしましょう。
(常にどっかにブログネタがないか探しながら生きてます)
しばらくすると…
「ハトハト!カム!」
※ハトハト:ハットリのこと
Mrタラドです。
どうやら僕の存在に気付いた様子。
「来い」って言われんでも、
もうスタンバっとるで。(笑)
早速、
「これ何してんの?何か建てるの?」
と聞いてみると、
うれしそうに説明してくれました。
どうやらこれは単なる
建物を建てる実習では
ないようです。
皆さんは何の実習だと思いますか?
下の写真から考えてみて下さい。
よーくMrタラドの話を聞いていると、
なんかよくわからない単語がちょくちょく
出てくるものの、
「パイタゴラス!」という言葉が出てきたので
どうやら
三平方の定理を利用した
直角の取り方を実習しているようです。
※三平方の定理=ピタゴラスの定理
(ピタゴラスをパプア読みするとパイタゴラスなのかもしれません…)
正確な直角を割り出して、建物の
支柱を正確にポジショニングできるか
が今日のトピックらしい。
正直、パプア人は簡単な家であれば
ほとんど自分で建てることができます。
※こういう生活に関する技術は小学校のころから授業があるパプア。
(しかもそのウエイトはかなり大きい。)
正確な直角とかは
ほとんど気にしないのかと思っていましたが、
Mrタラド曰く、
「直角をとるのはめちゃくちゃ大事だし、
実際にやってみるとけっこう難しい。
実際にやらせて難しさに気付かせるのが目的なんだ。」
とのこと。
おぉ…!
すげぇな~
三角形の道具を見た時から
直角をとる授業だとは予想してましたが、
目的が実践を想定した、というか…
理論を教えることだけにとどまってないのが
すごくいいですね(笑)
こういう授業は個人的にかなり好きです(笑)
この後また授業があったので
生徒の様子を見られなかったのが
残念ですが、きっと生徒もいい顔しそうです。
パプアの中には
こんな感じで抜群の授業ができる
先生もいるので、将来的には
指導法の教授に携わってほしいもんですね(笑)
まぁ、そんなシステム自体もないし、
教授法を身に着ける余裕もないくらい
1人当たりの授業数が多いのも事実。
※日本の高校教師の持ちコマ数は大体15くらい
現時点で先生に対する
給料未払いが続いている
この状況で教員の増員は見込めなさそうなので、
パプアの教育が改善の方向に向かうのは
まだまだ先になりそうです…
いい人材もいるのにもったいない…
以上、
面白そうな
Mrタラドの授業の話でした!
(ブログのネタをありがとう!Mrタラド!)