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そこまでヒマではないですが、
何とも言えないヒマな感じです(笑)
最近は教材を少し手直しすることはあっても、
新しい教材を作ることはほとんどない
(去年と同じ学年を持ってるから)
ので基本的にヒマです。
他の先生に頼まれれば
教材作成を請け負いたいんですが、
新年度になっても教科会議が行われない
(未だに先生たちが転勤する、してくるから)
のでうまく皆に知ってもらう機会がなくて
困っています。
なので、最近
あまりにすることがない時は
家に帰って来月の半ばに行われる
教育省訪問用のプレゼンスライドを作っています。
↑プレゼンのテーマは「教員養成」について。
今日はたまたまMrクワンダイ
(一緒にグレード11の生物を担当している新卒先生)
が細胞の働きを西ニューブリテン州の
オイルパーム産業に見立てた話を
していたので、頼まれてもいない
のにその教材を作りました。
そして、
夜にその図を渡すついでに
(Mrクワンダイは同じ寮に住んでいます)
教育省訪問の件と
何か大学の時に習っておきたかったことや、
今、実際の教育現場に出てしんどいと感じること
はないかと聞いてみると・・・
後で書き出して渡すよ!!」
と超ノリノリで対応してくれました。
ご、ご丁寧にどうも…
(まじめだな~)
ですが、
彼もなかなか忙しい身なので、
「特にしんどいと思うことは何?」
と聞いてみると、
↑パプア人の「後で」を信じられない病。
とんでもない答えが返ってきました。
「う~ん…
今は、給料無しで
働いてることかなぁ~」
最初は
パプア政府お得意の
「公務員の給料払えませ~ん問題」
かと思いましたが、
どうやらそれとは違いようです。
よくよく聞いてみると、
なんでも、新卒教員はまだ教員として
正式に登録されているわけではなく、
①1学期中に
インスペクター(監査官?役所の人。)
が来て勤務状況を確認
②その情報を首都に送信
③そこで無事登録される
というプロセスを経ないと
給料をもらうことができないそうです。
初回の給料日には
それまでに働いた分もまとめて
払われるらしいですが、
インスペクターが
いつ来るのかは
全く分かりません。
そして、
現在西ニューブリテン州の
セカンダリースクールインスペクターは
Mrケプル1人だけ。
彼が西ニューブリテン州
全てのセカンダリースクール3校、
全ての教員(多分120人以上)の
監査をしているので、はっきり言って
キャパオーバーです(笑)
※彼の監査は結構しっかりしていて、
準備室の片づけ具合や書類の整理の仕方、
パソコン内の仕事系データなど、
ありとあらゆるものを確認しています。
そしてその後、全教員との面談も実施。
まぁ、
このインスペクターという職業、
セカンダリースクールの担当は
各州に1人ずつしかいない
ので明らかにおかしいんです(笑)
(プライマリーでも多分2人。
各80校ずつぐらい持ってる。)
Mrクワンダイに聞いたところ、
去年ゴロカ大学を卒業した
セカンダリー新卒教員の数は
(セカンダリーの先生はみんなゴロカ大学を卒業する)
ざっと500人ぐらい
だったそうなので、
今年だけでも
500(人)÷21(パプアの州の数)
=約24人
が新たに各インスペクターの
担当になっているはずです(笑)
(このペースで教員数が減っているとも思えないので、
だんだん彼らの仕事量も増えていっているはず…)
何というか・・・
この国で教員になるのは
かなり大変な事なのに
(多分、大学に進学するだけでも全体の
10%いかないんじゃないかなぁ・・・)
それに対する報酬が
あまりに少なすぎる気が
してなりませんね。
ほんとに
真面目に頑張ったものが
損する国だなぁ…ここは。
と改めて思いました(笑)
1学期中にインスペクターは
来るらしいですが、
僕が去年Mrケプルを初めて見たのは
5月3日(2学期)。
1学期中に来るといいね・・・
こんな感じで、
新卒という貴重な存在である
Mrクワンダイの意見・様子も
取り入れながらプレゼンを
作っていこうかなぁ~
と思いました。
(直前になって慌てて作るタイプなので
敢えてここで晒しておくことで自分を追い込むスタイル。)
現在の
(↑いっつもここらへんで満足して直前まで手を付けない。)