パプアニューギニア。
訓練所内で何度となく
「え?パプア何かやばくね~?
出てくる写真全部ジャングルだし、
女性隊員行けない国だし~(笑)」と
バカにされる国…。
さらに訓練所時代の
皇太子陛下へのあいさつ時、
(青年海外協力隊は皇太子陛下に挨拶に行く行事があります)
皇族の側近の方にも
「へ~。君たちパプア隊?
パプアへは飛行機があるの?
まさか歩きじゃないよね?(笑)」
とまでバカにされた。
おそらく、
こんな感じでバカにした人たちの
「パプア」のイメージはこんな感じ?
今でも伝統的な民族衣装で、
原始的な生活を送っとる・・・的な。
まぁ、これに関しては
当のパプア人自身も
「俺たち2,30年前まで
*ラプラプはいてたからなぁ~(笑)」
*ラプラプ:腰に巻く布(ズボンの前はこれがメジャーだったらしい)
と否定しない感じなんですが、
今回はこの原始的なイメージを
払拭する記事を書こうと思います。
民族衣装のイメージが強い
パプアでは今現在どんなファッションが
流行っているのか紹介する回です。
以前、記事にした
では、現役高校生たちがイケてると思う
ファッションを紹介しましたが、
もちろん彼らは普段からあんな格好をしている
訳ではありません。
普段の彼らはこんな感じ↓
街中で撮った写真ですが、
ほとんどの人が
Tシャツにデニム
(裾の途中で切ってる)ですね。
僕は暑いのでデニムは死んでも
はきたくないな・・・と思いますが、
パプアではこれが一番メジャーな格好。
中でも一番鉄板なのが、
こんな感じ↓で
スポーツチームのシャツ
(乾きやすい生地のやつ)に
ジーパンのスタイル。
↑こいつはMrマーティンの家の台所に無断で入ってきた不審者(頭イッてる)
これの他に、
女子はメリーブラウス
男子はこんな感じの
消防士さんが着るような
反射材の着いた上着
を着てることが多いです。
↑マーケットとかで売られています。
学生や一般の人の格好はこんな感じですが、
学校の先生や政府の人等、
公務員系の仕事をしている人たち
は少し違います。
一番偉いボスマンや教育長
それ以外のフォーマルな職場では
トロピカルフォーマルと言って
上はアロハシャツ、
下はスーツかチノパン
なスタイルが多いです。
↑JICA職員(パプアオフィス)のアランもこのスタイル。
実際にうちのセカンダリースクールでも、
上は何でもいいです。
(暗黙の了解で襟首のついたやつを着て来んといけんっぽいけど…)
↑一番右のMrクアはPoloのシャツ着てますね(笑)
本物かどうかはわかりませんが、
街でフツ―に売ってます。
しかし、服も洗濯もきっちりしている
わけではないので、よくこんな感じで
漂白剤につけすぎて
色落ちしたシャツを着ている人も…。
使い古した綿素材の服にみられる現象ですが、
こうなった服は畑仕事や運動着として
着られることが多いです。
この他に、
街中で話しかけてくる
めんどくさい奴らは
この色落ちに加え、
ボッロボロで穴だらけのシャツ
+帽子を着ていることが多いです・・・
↑一番左のやつがイメージに一番近いです。
「こいつはヤバい奴か、
ヤバくない奴なのか。」
を見分ける一つの指標として有力ですね…
・色落ち穴だらけシャツ
・おっさん
・帽子(ニット系)
・暑いのに長袖
・口の周り赤い(ブアイ食ってる)
・異様にテンションが高い
・目がイッてる
こういうやつに話しかけられたら
逃げるが吉です(笑)
逆にこれ以外のいでたちの
人に話しかけられたら
話を聞いてみるといいで
すね(笑)
時々
「私は日本に行ったことがあるんだ!」
とか
「JICAの友達がいるんだけど、おまえもJICAか?」
というまともな人もいるので(笑)
まぁ、こんな感じで
日本の服よりも
カラフルなのが特徴なだけで、
決して普段から草系の服を
着ているわけではありません。
(ジャングルの奥地にはいるらしいけど、今は少数派)
以上、パプアのファッション事情でした!