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生徒が授業の時間になっても来ません。
いつものことなんですが、
いつもは授業開始時間の5分後には
何人かの生徒が集まり始めて、
10分遅れで開始するのが当たり前。
ですが今日は15分経っても
生徒が一人も現れません。
こういう場合は、
何かトラブルがあったと考えていいです。
(10分超えたあたりがボーダーライン)
彼らのHRをのぞいてもいませんでしたが、
ふと、隣の物理教室を見てみると、
何人か生物の生徒がいます。
教室をのぞいてみると、
こんな感じでやんややんや言いながら
何かしています。
突然ですが、ここでパプア検定です。
今回は2級の問題。すこし2級にしては
難しいですがヒントを多めに出すので、
考えてみて下さい。
問題:彼らは何人かで
入れ替わり立ち代わり
何かをしています。
一体何をしているところでしょうか?
ヒント
①こっちを向いている生徒の後ろに注目
②こっちを向いている生徒の前にはスマホ
(カメラ)を持った生徒がいます。
③彼らは遊んでいるわけではなく、
先生と相談しながら何かをしています。
ちなみに先生はパソコン・プリンター
とにらめっこ中。
④もうそろそろ年末。生徒は4学期が終わると
遠く離れた自分たちの故郷に帰省します。
⑤パプアの生徒は顔が更けてます。
(大人っぽい生徒が多いです。そもそも年齢が20代の生徒はザラにいます。)
⑤日本だと年度初めに終わらせる作業ですね。
毎年作るっけ・・・?
答え:学生証(IDカード)
に使う写真を撮っている。
僕は学生証の存在を初めて聞いたとき、
「は?パプアにそんなんいる?」
と思いましたが、生徒に聞いてみると、
長距離の移動の際に学生証を提示しないと
学生料金にならないんだとか・・・
ん?それなら学割の文章みたいなんでよくない?
と思う方もいらっしゃると思いますが、
ここはパプアです。
見てくれにこだわるのがパプア。
実物を見たことはありませんが、
以前にちらっとMrワトゥスが
パワーポイントの画面で
一生懸命生徒の学生証を印刷しているのを
見たことがあります。
スクールカラーの黄色と茶色
をふんだんに使った学生証で、
インクが一気に減りそうですね(笑)
まぁ、実際に黄色のインク無くなりそう
なんですが。
(黄色も茶色も黄色をベースにした色だから、
そらすぐに黄色無くなるわな・・・)
この学生証の問題点は2つ。
①先生の負担が非常に大きい。
実はこの学生証づくり、3学期ぐらいから
始まっているのですが、パプアで全員の生徒が
一度に揃うことなんてめったにありません。
(日本だったら入学式には全員集まるけどね…)
一度大量に作っても、
後から後から、「ミスター。IDカード~。」
と言ってくる生徒が多いです。
そもそも全校生徒1200人越えの
学生証を数人の教員が写真撮影、
個人情報入力、プリントアウトを
するのはしんどいです(笑)
ちょっと考えたらわかると思うんだけどなぁ…
②インクがもたない
以前にも記事にしましたが、
我がホスキンスセカンダリーは
インク不足。
テストもまともに印刷できません。
その状態で学生証にインクを割くのは
あまりにナンセンスなんですが、
彼らはそれに気づきません。
う~ん…できるかわからんけど
新しいシステムみたいなのを
作ってみようかな・・・
まぁ、このペースだと
確実に彼らの帰郷時期には
学生証間に合わないので、
何かを改善する必要がありますね…
ちなみにこの学生証、
有料だそうで、1つ発行するのに5キナ
かかるそうです・・・高くね?
これが学校の収入源になっているのか?
まぁ、それは置いといて、
生物の授業あるんだけど・・・
みんな気づいてる?