さて、生徒の人数がカッスカスなので
「授業は無し!」にする先生も多いですが、
僕はこういう時間は日本語講座をするようにしています。
今回は2連コマなので、
数字とひらがなの授業をすることに。
数字を教えるのは2クラス目なので、
サクサクっと教えられて1コマ持ちませんでした(笑)
続いてひらがな。
実はこれ、前々から敬遠していた内容で、
まず、音をベースに作られているひらがなを
スペルが音に対応していない英語文化の生徒に
通じるかわからない&生徒はひらがなを写すのに
多分2コマぐらい必要。
なので、できればやりたくないなぁと思っていました。
最初に
アルファベットとひらがなは対応してないよ!
ということを説明してから
ひたすらひらがなを書きまくります。
簡単そうに思えますが、やっているうちに
たくさんのルールがひらがなにあることに気付きます…
(生徒に質問されて気づいたものも…)
・音をベースに平仮名は作られているので、
BとV、KとC、RとLの音は同じ文字
・濁点・半濁点
ばびぶべぼ、ぱぴぷぺぽ
・小さい「や」「ゆ」「よ」
しゃ・しゅ・しょ
・小さい「つ」
は「っ」とり(服部)
・伸ばす音「―」、「う」
ビリ「ー」、こ「う」へい(晃平)
・ウィ、ウェなどの日本語であまり使わない音
などなど、たかがひらがなでも無数に
ルールがあるな!?とやっていて思い知りました(笑)
その結果が以下の板書に・・・↓
めちゃくちゃな文字数だな…
と思っていましたが、
これでも「きゃ」「きゅ」「きょ」を忘れた状態。
★ひらがなを教える時は一通り書き終えた後、
全アルファベットに該当する「音」のひらがなが
あるかどうかチェックした方がいいですね。
「きゃ」「きゅ」「きょ」は「Q」の音をチェックすれば忘れませんね。
『この板書を参考に
自分の名前を書きなさい』
がこの授業の目標。
英語表記の名前を「日本語の音」に変換する
のが非常に難しいので生徒も四苦八苦してました(笑)
例えば、
KOSKOM(苗字)⇒KO・SU・KO・MU
⇒「こすこむ」 と日本人の僕らなら簡単な翻訳ですが、
日本語の「音」に慣れていないので
「ここん」 とか 「こすこ」
と書いてしまいます・・・
確かに早口で言うとそう聞こえてしまうので
何とも言えませんね(笑)
こんな感じで余裕で2コマつぶすことができました。
結局この日は僕以外授業をしなかったようで
この板書は放課後までずっと残ってました(笑)
生徒には十分な板書の時間が取れた&
いいヒマつぶしになったみたいでよかったです。
さぁ、明日は何人の生徒が来るかなぁ・・・(笑)