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パプアニューギニア JICA海外協力隊ブログ!(パプア服部くんのPNG日記)

パプアニューギニアの日常

大規模地滑りがあった場所に行ってみた。

2024/06/28

5月末に起きた大規模地滑の場所に行ってきました。

パプアで起きた大規模土砂崩れについて。

※場所等はマンガにしてます。まだの方はどうぞ。

場所は住居兼オフィスから車で2時間。

まずは避難所になっている
近くの高校に到着。(地滑り現場から車で5分の場所)

 

VHV(村落保健ボランティア)
の方々が迎えてくれました。

村落保健ボランティアは
僕が所属しているNPO、HANDSで
母子保健関連の研修を受けた方々です。

 

色々案内してもらいました。

例のシェルターに…

彼らがここで寝泊まりしている場所
地滑りが起きてから約1ヶ月
ずっとここで住み込みで体調の悪くなった人を
受け入れたりしているみたいです。

すごい。

いつも自然の中で暮らしている彼らにとって
ここでの生活は大したことないのかも…
パプア人、マジでつえーわ…

そして実際に地滑りが起きた場所に
行きたかったのですが…

 

いまだに地面が揺れていて2次災害の
危険があるらしく、現場には入れませんでした。

以下、村落保健ボランティアの方にもらった写真。

岩、デカすぎ…

ただ、現在もご遺体が
土砂に埋もれているので
無理に復旧するのではなく、
そのまま慰霊碑を建てて
共同墓地にするそうです。

 

土砂に塞がれた道路に変わって
新たな道路を急ピッチで作っているんだとか…

3日(24時間体制)で作るそうです。

※訪問日がその3日目。

 

うん…中国の超絶突貫工事でも3日は
無理だから、ゆっくり安全に作ってくれ…

現在は土砂崩れのあった場所の村人を
一時避難所からどこに移住させるか。

↑村人は支援物資のテントで生活中

 

…という段階のようです。
単に移住といっても、
民族意識の高い彼らにとって
別の場所に移動するのは簡単ではなく…

雑にごちゃ混ぜに移動すると
民族紛争になっちゃうので
慎重にならざるを得ない感じです。

 

ただ、地滑りがあった場所を
隣の村に行くために
人々は毎日歩いているようで…


地滑り跡に踏み締められて
自然とできた新たな道が印象的でした。

 

ここから寄付金がどのように
使われていくのが彼らにとって
一番良いのか見守っていきたいと思います。

以上、大規模地滑りがあった場所に行ってみた。
ってお話しでした!

 

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