写真を整理していたら
ブレンディの映り込んだ写真が
いたるところから出てきたので
ここで消化しておきます。
2年間、僕の任地ホスキンスで
いつも一緒にいてくれたブレンディ。
撮っていた写真のデータから
見るとやつと最初に出会ったのは、
僕が任地に着任2日目の
2018年2月7日。
理科室の外で本来の飼い主である
理科主任を待っているのを
見たのがファーストコンタクトでした。
ブレンディは今までの記事で話しているとおり
かなり優秀な犬で、パッと見の人の雰囲気から
大丈夫な人間かクソな人間かを見分けることができます。
※パプア人は犬の扱いがかなりひどくてブアイで赤くなったつばを吐きかける、石を投げる、ブッシュナイフで切りつけるなど動物保護団体が見たらブチギレそうなことを平気でやります。
そんなやつの目に僕は
「安全そうなヤツ」と写ったのか
翌日には僕の足元に座り込むように。
僕も座り込まれるだけで
特に困ったことはされないので
放っておいたら、
どんどんついてくるようになりました。
(一緒にいたら安全かと思われたんだろうか…?)
そして
休日には僕の家を見つけ出して
部屋の前に座り込むように。
↑「やっぱここにおったんやな!」の顔。めちゃ笑顔(笑)
そこからちょこちょこ
エサを上げるようになってからは
ホスキンス内ではどこにでも
ついてきてくれるようになって
僕の活動でのストレス軽減に
大きく貢献してくれました笑
↑ドーナツをそれとな~く欲しそうにするブレンディ。
↑ネズミにかじられたカップ麺もよく食べてくれました笑
↑僕が落とした蚊取り線香を食ったブレンディ・・・(絶対死んだ・・・!と思いましたが翌日もケロッとしてました笑)
↑生物室に入れないようにしたら、ドアの穴から入って来ようとするブレンディ。
そこらへんのバカ犬とは違って
入ってほしくないキッチン・教室
には入らないし、エサをあげても
僕が移動したら、食べかけでも
僕を追いかけてついてきてくれる忠犬っぷり。
※そこらへんのバカ犬はキッチンに入り込んでパプア人の同僚が放置した生ゴミの袋を食い散らかします
夜の時間帯はセキュリティ
もこなしてくれるので、やつがいる時は
安心して寝ることができました。
※着任して半年間はセキュリティゲートもなにもない家だったので、実は夜が不安でした…笑(わけのわからんパプア人には全力で吠えてくれるので超優秀。)
普通の顔がニッコリ笑顔なことと、
いつでも一緒にいてくれる、
いつでも触らせてくれるブレンディは
僕の任期短縮の防止に大きく貢献してくれました笑
↑川を渡ろうが泳いでついてきてくれるし
↑崖を登ろうが絶対僕についてきてくれました笑(やつ以外の犬は登れずに引き返した)
↑こんなことをしても全く怒りません笑
パプアで数少ない
話の通じる生き物だったので
やつがいなかったら絶対任短してたと思います。
↑おしりにガムがくっついてケツ毛ごと摘出したのもいい思い出笑
普通、パプアの協力隊員が
ペットを飼うとなると、
任期終了後はそのペットを
野生に返したり、悲しい別れを
したりしないといけない
もんなんですが、ブレンディには
本当の飼い主がいたのでそんな心配も
全くすることもなく2年間一緒に過ごすことができました。
※多分パプアではペット系の法律が整ってないから犬とかは連れ出せない。(そもそも経由地の一つであるオーストラリアは動物系の法律がかなりきつくて生き物は基本持ち込めない)
僕が長期の外出する時には
ブレンディも勝手に飼い主の
家に帰ってエサをもらうので
本当に美味しいところだけ味わせてもらいました。
↑基本マイペースな犬だから手間がかからない。
本来なら自分の犬だから
文句の1つ2つ僕に言っても
おかしくないのに
自由にお世話させてくれた本当の飼い主の
理科主任には本当に感謝です。
↑僕の任期終了間際には「ブレンディ!Mrハットリはもうじき日本に帰るから一緒にいてあげなさい!」とブレンディに指示するほどの太っ腹っぷり。この人も数少ない話の通じるパプア人の一人でした。
今までペットを飼ったことのない
僕にとってはもったいないくらいの
忠犬でした。
本当にありがとうブレンディ。
やつの遺伝子を受け継いだ犬が
1匹でも多く残ってくれることを祈ってます。
(少し前までブレンディには子供も孫もいたんですがみんな死んでしまっているので、今は独り身で寂しいおじいちゃん犬なんです)
↑したり顔。
最後に分かりづらい場所に写り込んだ
ブレンディの写真を貼っておきます。
どこに写り込んでいるのか探してみてください笑
①
②
③
④
答え
①
頭が写ってますね笑
②
職員会議への出席率は下手な先生よりもいいです笑
ていうかパプア人に気付かれないようにこの部屋に忍び込む時点でぶっ飛んで優秀。
③
耳だけ出てます
④
鼻。
寝てますね。
以上、2年間ずっと一緒にいた
忠犬ブレンディの最後の記事でした!