11/30
今日で11月も最後。
やっとこさ任期もあと40日を切りました!
この時期になってやることではないですが、
学校の先生たちから依頼があった
『テスト欠席者の見込み点が
自動で計算されるエクセルシート』
をつくります。
っとは言ったものの、
パプアの先生たちがどういった感じで
見込み点を算出しているのかわからない
ので同僚の先生に聞いてみることに。
(※ここは11/29の夕方~夜の話です)
部屋を一歩出れば
すぐそこにパプア人がいる
ので助かりますね…(笑)
早速数人の先生に、
「欠席生徒の見込み点ってどうやって出してんの?」
と聞いてみると…
同僚A
「オレは全テストの平均点を与えてるぜ!」
同僚B
「テストの最低点から1引いた点にしてるわ!」
同僚C
「全テストの得点割合から今回のテストで
とったであろう点を算出してるよ!」
てな感じで、皆バラバラ…。
まぁ、日本でもこれと言って
カッチリ決まったルールがあるわけでもないので、
これは仕方ないか・・・
それにしても皆意見がバラバラなので
ある人に教えを請いに行くことに。
↑夜だけど、お構いなしな同僚。
まぁ、そのある人って言うのは…
このブログでもおなじみのMrグニギムですね。
↑日本人(父)とパプア人(母)のハーフ。僕がこの国で尊敬する数少ないパプア人の一人。
どうやら彼はちゃんと
パプアの教育機関が定めた(推奨した?)
見込み点の算出方法を知っているようです。
(結局最後に頼るのは日本人の血っていうね…(笑))
そして聞いてみると、
見込み点の算出方法は2パターン
あることが発覚。
①は…
「生徒が仕方のない理由で欠席した」パターン
病気・ケガ・葬式・道が壊れて学校に来られなかった時は
これです。
この場合、その生徒には、
そのテストでその生徒が
取ったであろう点数をそのまま与えます。
※この写真↑が何をしているのかわからない人は一番下の参照記事を見てみて下さい。
つまり、その生徒が
過去のテストで60%の点数を取っていた場合、
欠席したテストでも
60%そのままもらえます。
え、それ、一回良い点数を取ったら
その後学校来なくてもいいじゃん!?
と思われる方もいると思います
そのための②。
「生徒がその日学校をサボっていた」パターン
この場合は
全クラスのテスト受講者の点数で
最低点から‐1したものを与えるみたいです。
これ結構きつくて、
大抵どんなテストでも壊滅的な点数をたたき出す奴は
いるので、ほぼ0点に近い値になります。
なかなかうまい仕組みになっていますね。
一応筋も通っています。流石Mrグニギム。
病気ケガの時は病院の診察ノートを見せてもらう。
(↑パプアではこれがないと基本的に診察してもらえません。病院などで購入可。)
その他、葬式・道が壊れて欠席だった場合は、
同じ出身地の生徒が一斉に休むので簡単に判断できます。
そしてパターン①を適用。
それ以外は大した理由なし。
という事でパターン②を適用。
その2パターンを
Estimate score(見込み点)
Lowest‐1 score(最低点‐1)
と呼んで区別するみたいです。
なので、
エクセルには
“E”を入力した場合と
“L”を入力した場合で
異なる点が算出されるようにする
必要がありますね。
てなわけで作りました(笑)
E(見込み点)算出の場合は
パターン①の値が算出されてセルが黄色に、
L(最低点‐1)算出の場合は
パターン②の値が算出されてセルが緑色になる
ようになってます。(思ったよりきれいにできた)
あとはこれの使い方を教えて、
パプア人がこのエクセルシートを壊さないように
祈りましょう(笑)(十中八九壊すけど…)
以上、
パプアの
エクセルシートを作りましたよ~って話でした!
今回電力と作業場を貸してくれた峰松さん、
ありがとうございました!
(ホスキンスじゃ電気の来ている時間が絶対足りなかった…)
※上の写真の参照記事。(久しぶりに見ましたがおもろいですね(笑))