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テストの採点をします。
今回のテスト範囲は
血液の循環。
前回のテストから授業を
ほとんど進めることができなかったので、
テスト範囲はプリントの1枚もないほど
狭いものになってしまいました。
(↑の赤枠部分のみ。)
このくっそ狭い範囲の中から
無理やり25点分の問題を作りました。
普段のテストの範囲の
数分の1しかないので、
いい点を取ってほしいんですが、
平均点は・・・
14点(56%)。
いつものテストより
平均点低くなっとるやん…
※いつもは大体60~65%
演示実験も、
グループワークも、
テストの対策プリントも、
演習問題もしたんですが、
このありさま。
原因は大体わかってます。
きっと…
見たことがない
問題(図)だから。
問題演習も
対策プリントも
彼らはちゃんとやってきます。
しかし、これと全く同じ
問題を出すとテストではなくなってしまうので、
テストは少し答えの聞き方を変えていたりします。
しかし、
これで彼らはK.O.
なぜかと言うと、
今回のトピックは
図が中心の問題。
少しでも彼らが見たことのない
図に代わってしまうと、
たとえその図が同じものを
説明していても彼らには全く違うものに
見えてしまうようです…
範囲が狭いがために、
図を変えて同じことを聞いている
問題がほとんど。
でもこれを彼らはきれいに
ミスっていきます。
問題は違いますが、
全部同じことを聞いています。
(血液の流れと、酸素と二酸化炭素の分布)
一番正答率が良かったのは↑の最後のやつ。
(グループワークでやったので。)
これさえわかれば
他のヤツもわかるはずなんですが…
彼らには
全く違うことを
聞いている問題に
見えているようです…
(全問正解者は10%以下。)
こんな感じで、彼らは
違う形の図を
自分の覚えた図(知識)
と頭の中でリンクさせる
ことが非常に苦手です…
勉強をする上でかなり重要な
力?ですが、大半の生徒がこの力を持っていません。
何が原因なのかはわかりませんが、
これを持っている生徒と持っていない生徒では
明らかな差が出てます。
ちなみに、このテストは
平均点14点(56%)でしたが、
ちょっと頭のいいクラスの平均点は
19点(76%)。
何なんだこの差は…
学力的に差はほとんどありません。
※前のフツ―のテストはほとんど点数は同じでした。
でも図形になると
その差が如実に出てしまいますね…
学力ではないもっとシンプル(基本的)な力
(図を自分の知識と結びつける力とか)
を持っている子はこういう問題も
解けようです。
日本では膨大な情報を
処理するうちに自然と身に着いているこの力。
(日本で「図の見方」なんて習わないでしょ?)
学力ではない
こういう力をどうやったら
伸ばせられるのかなぁ…
とここパプアではよく考えさせられます。
以上、
採点しながら
ドンドン不機嫌になっていった話でした!(笑)