2019/05/08
今日も授業です。
今は植物の構造を詳しく
やっているところなので、
気孔の観察をします。
↑以前にも記事にした方法
(マニキュア使って気孔の型をとるやつ)です。
参照記事↓
これは
簡単、安い、
結果が出やすい、
の3拍子揃った
いい実験なんですが、
欠点が一つだけあります。
「マニキュアが乾いてない
とうまく型が取れない。」
乾いてないのに型を取ろうとすると、
こんな感じ↓の液体をセロテープで
挟んだだけの像しか見えません。
当たり前と言っちゃ当たり前なんですが…
パプアの生徒はまぁ、人の話を聞かん。
そしてぶっ飛んでせっかち。
「5分は乾かせよ。」
「乾いてから
セロテープ貼って型をはがせよ。」
「こんな感じですぐにセロテープ
貼るやつおるけど、絶対すぐ貼んなよ。」
と口酸っぱく言って
軽い寸劇までしても、
やらかします笑
「ミスター、5分待っても
乾いてないんだけど…」
「うん。そりゃ、
セロテープで上からフタ
しちゃったら乾くもんも乾かんよ…」
(マニキュア塗った直後にセロテープ貼った↑)
「ミスター、乾いたから
セロテープ貼ってみたんだけど…」
「オレ『5分待て』つったよな?
まだ1分しかたってないよ?
表面は乾いてても内側は乾いてないからね?」
もう…!(以下略)
仕方がないので、
簡単な絵を描いて説明して
やったらやっとこさ
慎重に動いてくれるようになりました…
でもまぁ、
面白がって見てくれたのでよかったです。
今回は去年とは違って
何種類かの植物の葉っぱをとってきて
観察したので、植物ごとの気孔の違いも
見れて面白かったです。
↑控えめな気孔で他の細胞に紛れてしまうような奴もありました。
特にぶっ飛んでいたのが
マンゴーの葉の気孔で、こんな感じ↓
いや、他のと
違いすぎるだろ!?
お星さまみたいになってて面白いですね(笑)
パプアじゃないと見れない代物だったので、
いい経験になりました。
つづく。
追記(2021/07/09)
ブログに寄せられたコメントで、
このマンゴーのヘンテコな形の正体がわかりました!
星形?のこいつらの細胞の名前は「ソケット細胞」
かなりコアな細胞で日本語で検索しても
なかなかヒットしませんでした…
しかし、「Arabidopsis trichome」で検索すると…
間違いない!こいつだ!
どうやら葉っぱの毛の周りにある細胞のようです。
その周りに小さな気孔も写っていたので
僕の実験の写真もよ〜く確認してみると…
うん。多分こっちが気孔っぽいです。
マンゴーが一番大きさが小さいみたいですね…
2年越しにモヤモヤが解決しました!
コメントをくださった方に感謝です!
以上、ブログの修正についてでした!