3/22昼
何か急に集会が開かれました。
普通の集会なら中庭に集まるので
なんかあるみたいですね。
副校長も空前絶後の勢いでブチ切れています(笑)
よーく聞いていると、
Facebook、ノーケン パイティム、
ポイニニ、バガラップ ロード
という単語が聞こえたので、
誰かがFacebookで
ポイニニ村の整備されてない
道の悪口を書いてケンカに
発展しそうみたいですね…
(↑我ながらよくわかったな…と思った)
ポイニニ村というのは
ここから街に行くまでにある村の名前で
最近の雨のせいで道がひどくガタガタ
(バガラップ:壊れた・腐ったなどの意)
になっている場所です。
莫大な土地と学校が目立つ村。新たなセカンダリースクール
の建設予定地になっている。敷地的にはホスキンスよりデカい。
実際にケンカが発生しているわけではないようですが
一触即発のところまで来ているらしく、
緊急集会を開いたという流れのようです。
(ノーケン:~するな。~できない。
パイティム:ファイティングが語源。ケンカ)
日本でも似たような問題はありますが、
パプアでもSNSのトラブルはあるようですね…
そして、めちゃくちゃ怒った
副校長がとった驚きの策は、
中傷を書き込んだ生徒をこれから
特定するというもの。
1200人超の生徒の中から。
いや、副校長、
無理やでそれ(笑)
何といってもこの状況。
みんな金曜で早く帰りたいのに
たった一人の犯人探しのために集められてお説教。
みんな非常にイライラしています。
これ、犯人が正直に名乗り出たら
先生に叱られる前に
1200人からボコボコにされるんじゃね…?
という感じです。
僕が犯人だったら絶対名乗り出ませんね(笑)
ちょっと犯人の心情を考えたら
この作戦は意味がないってわかるはずなんだけどな~…
(パプア人は他人の思考の流れや気持ちを読むのが苦手です)
まぁ、そんなことを思っていたら、
犯人捜しはじめ。生徒は各先生に
アリバイか不満をぶつけています。
結局、犯人は見つからず、
スクールバスに乗れなかった
生徒が交通手段に困って
路頭に迷うはめになってました…
かわいそうに…
結局、校長とMrグニギムが
ポイニニ村の偉い人に謝りに行ってました。
(なぜかMrグニギムはこういう時に駆り出される)
日本だったら、
個人の誹謗中傷の書き込みは
個人に批判の矛先が向くものですが、
パプアでは民族としてつながり(ワントク)
が強いので、矛先がその個人が属する
村・地域に向くので非常に危険です。
何言ってんのか
わかんない人もいると思いますが、
簡単に言うと、
自分の属するグループに矛先が
向けられた時の危険度が
ハンパないってことです(笑)
今回の本格的なケンカになる
前の状態で、ホスキンスの生徒が乗っていた
PMVやトラックがポイニニの学校の生徒に
襲撃されたらしく、危機を感じた校長は
警察を呼んで街方面に帰る
生徒のエスコートをさせてました(笑)
今日の集会の真の目的は
生徒に「無用な外出は避けるように」
という注意喚起をすることだったようです。
パイティム(ケンカ)に発展していない状態で
これですからね…(笑)
ケンカになったら
そら銃とブッシュナイフが出てくるわ…
今は校長が謝りに行ったことで
事態は収束しましたが、パプア人の
ケンカへの熱量はハンパないですね…
皆さんもSNSの利用には気をつけましょう(笑)