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普段から当たり前のようにある風景なのですが、
生物室にはいつも生徒がいます。
授業があるから当たり前じゃないか
と思われると思いますが、
彼らは今授業の無い生徒達。
先生が来ない、または授業がそもそもない時間
にいつも何人かの生徒が生物室にやってきます。
日本だったら、先生の来ない授業時間は
休み時間。ラッキー!と思って友達と
しゃべったり、昼寝をしたりする生徒もいる
んじゃないんでしょうか。
(ちなみに僕はそんな感じの生徒でした)
しかし、パプアの生徒、というか
ホスキンスセカンダリー限定かもしれませんが、
彼らはそんなことはしません。
まじめに勉強してます。
パプアの教科書は有料かつバカ高いので、
教科書を持っている生徒はほとんどいませんが、
彼らは一生懸命自分の持っている資料やノートで
勉強しようとします。
自分で学ぼうとするんだから
本当にすごいです。
しかし、
パプアではこれはいけないことのようで、
今日理科主任が生物室に来ていた生徒を
叱っていました。
どうやら、勉強するのはいいらしいんですが、
生物室に来てはダメとのこと・・・
勉強するなら教室で!
当たり前のようにこんこんと説教をする
理科主任ですが、日本人から見ると、
別にそんなこと言わなくてもいいのになぁ…
と思ってしまいます。
なぜなら、教室狭いし・・・
ぎゅうぎゅうであついし…
そもそも先生来てないのがダメなんだし…
一生懸命集中して勉強できるなら
場所はどこでもいいのに・・・
理科主任が説教した後、
その情報が娘のMrsマーティンに
伝わったらしく、
(パプアでは普通に夫婦、親子が同じ職場で働いてます)
ソッコーで勧告書みたいなのが生物室入口に設置
されてしまいました・・・
簡単に訳すと・・・
理科室は勉強するところではありません。
何回も勧告しても無視し続ける生徒がいるので、
再度通達します。
今後理科室で勉強しているのを見つけた場合は、
先生の指示を無視した校則違反者としてとして
校長に報告しますよ!
そこまで
言わんでもええやん…
と思いながらも、これは学校の方針なので
意見してもいけない気がしたので
何も言いませんでした。(←空気読んだ)
子ども達が一生懸命勉強するのを
見守るおじさんの立場からすると
ちょっと悲しい出来事です。
日本では褒められるべきことがパプアでは
いけないことになることもあるんですね(笑)
これは初のパターンだったので記事にしました。
次の記事はこの真逆のパターンです。
お楽しみに。