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ポポンデッタ(オロ州)隊員の
安藤さんと一緒に
パプアの中央銀行
Bank of Papua New Guinea
に行きます。
いつもの銀行BSPではない理由は、
こいつを処理するため。
パプアの旧札です。
安藤さんの手元にやって来たはいいものの、
今現在これを使おうとすると、
「使えないよ!」と言われたり、
目の前でグシャグシャに握りつぶされたりするらしいです。
銀行で新札に変えてもらえるらしいんですが、
BSPでは変えてもらえなかったらしく、
中央銀行であるBank of PNGなら変えてくれるかも…?
という情報を元にやってきました。
早速写真を撮っていると、
セキュリティが
とジェスチャーしてきます。
おーっと、
そういう感じか…
パプアでは基本的に
ATMにお金を補充する時や
現金輸送車などは結構厳しく
写真を撮らせてもらえない事が多いです。
かなり重要度の高い銀行のようですね(笑)
(中央銀行だから当たり前か・・・)
かなり厳重なセキュリティで
入る際には2つのセキュリティドアと
金属探知機を通過する必要があります。
まぁ普通に通れたけどね(笑)
中のフロアは全て石材でできていて、
いかにもお高そうな銀行って感じでした。
(半そで半ズボンサンダルであったのでちょっと恥ずかしかったです(笑))
すると、
入り口付近にこんなものを発見。
流石にこれは写真を撮ってもいいぞ!
と言わんばかりの展示の仕方なので、
パシャパシャ撮ってやりました。
実は今のパプアの紙幣は
プラスティック製。
川に落とした!とかでも大丈夫なんです。
水をはじきます。
(オーストラリアに作ってもらっとるんかな…?)
それに対して、
安藤さんの手元に流れてきたこの
旧紙幣は紙製。
「紙だから駄目よ!」と言われて
取り合ってもらえないようです。
この銀行での交換が無理なら、
実質もうこの紙幣は使えないことになりますが、
銀行職員の反応は…
「もはや、それは
紙幣ではありません。」
とのこと。
お金としてすら
見てもらえられませんでした(笑)
どうやら
既に旧紙幣と新紙幣の
交換の期間が過ぎてしまっているようです。
結構「なんでもOK~!」みたいな
スタンスのパプアがここまでキッチリしているのも珍しいですね…
結局この20キナは
永遠に使われることがない紙幣に
なり下がってしまいました。
それにしても
ここまでキッチリ彼ら全員の
意見が一致している珍しい・・・
うまく回収できたんだろうか…?
森の奥地の集落では
旧札を未だに持っているとこもありそうですけどね…
日本だったら旧札でもフツ―に使えますけどね…
流石に素材が変わったらダメなのか…?
おかしなもんです…
以上、
パプアの中央銀行に
潜入してみた話でした!
↑建物のいい写真が撮れなかったので、
車の中から撮ってやった。(意地)