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パプアニューギニア JICA海外協力隊ブログ!(パプア服部くんのPNG日記)

パプアのペット

パプアの犬事情。

8/31

今日は特に何もありませんでした。

しいて言うならまだ一回しか使っていない
傘がぶっ壊れてずぶ濡れになって帰宅したぐらいです。
(じんましんでた)

 

なので、今日は先日の「ズタボロのブレンディ。」
の投稿に「ブレンディは予防接種してるんですか?」
という質問をいただいたので、パプアの犬事情を
まとめてみたいと思います。

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パプアの犬は、基本的に予防接種などはしていません。

なぜなら動物病院がないからです笑

首都の大豪邸に住んでる犬たちはしているみたいですが、

首都に住んでいてよほどお金がある家でしかやってないと思います。

中間層の家庭があまりないのでよくわかりませんが多分そのはず…

 

予防接種もしていないのでもちろん、
ノミ・ダニはすべての犬が持っています。

ブレンディもいつもどこかしらかゆそうにしています。

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↑腰のあたりをかくときはいつも悪霊に取りつかれたエクソシストみたいな格好になります

去勢もされていないので発情期はメスをめぐって大戦争がはじまります。
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↑ナンパ中のブレンディ・・・

※キンベに拠点を置くDNC(大日本建設)の犬は去勢されてました。

探せば“獣医”はいるようです。

 

そのため、あちこちで子犬が定期的に生まれています。

町ではこんな感じの子犬がオス2030キナ(600900円)、

メスが50キナ(1500円)ぐらいで売られています。

※メスは子供を産むから価値が高いらしい。
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子犬の売買は主にセトルメンター、無許可で勝手に

その土地に住んでいる人たちの収入源になっています。

 

そんな犬たちはなぜ買われていくかというと…
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 防犯のためです。

 ↑首都では犬を防犯犬として導入しているセキュリティ会社もあります。

(こいつらはマシで人を殺せるレベル・・・)

 

 

かくいうブレンディも不審者にはきちんと吠えて、

知っている人間には吠えないので、
防犯犬として申分ない働きをしてくれています。

 

そんな感じで人に吠えて(誰にでも吠えるアホ犬もいますよ…)

防犯の役割を担っている犬たちですが、パプア人からは非常に雑な

扱いを受けています。

まず、
十中八九エサをもらってません。
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残飯が出たらやっているかもしれませんが、

基本的にそれだけでは足りないので

いつも犬たちはエサを求めてウロウロ。
町ではゴミをあさって生き延びている犬がたくさんいます。

 

そして殴る、蹴る、つねる、物を投げつける、
ブアイ(ビートルナッツ)を吐きかけるのは当たり前…

パプア人は働かせるだけ働かせておいて、
その分の見返りは何もしません。

“感謝”という概念が欠落している&
相手の立場に立って物事が考えれない
パプア人の特性が相まってまぁひどいもんです・・・()

 

パプアに生まれてしまった犬はかわいそうですね()

しかし、日本のように首輪でつながれて好きなところに行けない

なんてことはないので、人間にいじめられるという点を除いては

のびのびと野生に近い感じで生きているのかもしれません。

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どちらがいいかは犬に聞いてみないとわからないし、

犬によっても意見が分かれるかもしれませんね()

 

以上、パプアの犬事情についてでした!

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