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テストの採点をします。
今回のテストは、人間の循環系
(心臓、血液、腎臓)の話です。
小さなテストを学期中に
数回行うことがきまりとなっている
この学校。日本のようにテスト期間!
というものがなく、いつもテストを
1日1コマ、授業とは別コマでやっています。
(もちろんそれでも全教科消化
できないので普通の授業の時間が
テストの時間になったりします。)
そのため、一つのテストは30点
程度が上限です。今回僕が作った
テストも20点満点。
内容は授業で一度習っている
問題しか出しません。
今回の結果は、
A組平均14点。
(多分ドクターを目指すであろう?クラス)
B組平均10.5点。
でした。
結構がんばっています。
前回より点数は下がってしまいましたが…
ですが、実態は日本と同じ
2極化。
点数がいい生徒と悪い生徒が多く、
平均点近くの生徒は逆に少ないです。
やる気のある生徒は10割、9割とれて
いるのでいいのですが、
どうしてもパプア人が苦手とする
問題があります。
それは・・・
目で見えない図の問題。
特に心臓の図は鬼門です。
心臓の中の血液が流れる
順路を記号で示しなさい
という鉄板の問題。
彼らにはあらかじめ、
こんな感じのプリントと
宿題を出して予習させますが、
なかなか解けません・・・
なぜなら、丸で囲んだ部分は
目で見えないから。
赤い丸の部分は
太い血管が右下から左上に
手前の血管の下を通りながら
続いているのですが、
彼らにはこれが理解できません。
青い丸の部分は、
血管が心臓に繋がっている部分ですが、
彼らにとっては血管が心臓の壁で
行き止まりになっているように見えてます。
こんな感じで、
目に見えない
イメージする必要がある
問題はパプア人は非常に苦手です。
数学の図形の問題も
体積になると一気にできなくなるんだとか…
がんばれパプア・・・