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パプアニューギニア JICA海外協力隊ブログ!(パプア服部くんのPNG日記)

青年海外協力隊の活動

パプアの生徒が苦手な「まとめる」を宿題にしてみた。

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先週生徒に出していた

宿題を採点しました。

 

今回の宿題は

「自分だけの消化器官の図を作れ」

 

 

パプアの生徒が一番苦手な

「まとめる」作業を宿題にしてやりました()

 

明確な正解の形がない

宿題なので、生徒達はかなり

面喰ってました()

 

簡単に内容を説明すると、

「この図の中に色んな書き込みをしなさい」

1
ってことです。

 

まとめるポイントとして

「臓器の名前と機能、酵素、消化液の位置は絶対に書き込めよ~」

「簡潔にまとめろよ~。覚えられないクソ長い文章書いても意味ないからな~」

と言って、何個か例を示して

あとは彼らに任せました。

 

この宿題の意図は、

「何が大事なのかを理解させる」

ことです。

 

僕は基本的に授業をプリント↓で

進めています。

無題
これでもこのプリント一枚は数十ページを

超要約して、無駄という無駄と

省いたものになっています。

 

 

簡単に言うとこのプリントさえ

理解することができれば、

授業で出す問題とセットで、

全ての系統の問題に対応できるように

しています。

 

しかし、

流石に数十ページを要約しているだけあって、

細かいところは彼らが自分で理解する必要が

あんです。

 

しかし、彼らはなかなか

「理解する」という事がどういうことなのか

わかっていないので、図の関係性や

言葉と図のつながりに気付いていません。

 

そのことがよくわかる

生徒とのやり取りを例にあげると…

 

生徒①

「ミスター、僕はこのプリントを全部理解してるんだけど…」

(暗に「やる意味があるのか?」という質問)

 

服部

「じゃあ、皆に問題。リパーゼ(酵素)はこの図のどこにある?」

 

生徒全員

「・・・?」(え、そんなん習ったっけ?状態)

 

服部

「はい。リパーゼの図のところに(膵液)って

書いてあるよね?ってことはリパーゼはどこにある?」

2

生徒

「膵臓~」

服部
「はい。それなら、図の中の膵臓のところに
リパーゼって書けるよね? 他にも場所が
わかってないものってあるんじゃない?」

 

とまぁ、こんな感じで、

パプアの生徒たちは頭の中で

図と図をバラバラの事象のように

隔てて考えるので、その壁をぶっ壊すのが

今回のミッションでもあります。

 

ちゃんと「理解」していないと

まとめることができないのを逆手に取った

宿題ですね。

 

 

1週間以上、

製作期間をあげて、

彼らがどんな図を作って来るか

楽しみにしていました()

 

結果から言うと、

思っていたより多くの生徒が

簡潔にまとめられていましたね。
IMG_20190604_131504

(満点は6割ぐらいか…?)

 

「教科書を貸してください~」

と言ってくる生徒もいるんですが、

そういう生徒ほど、まとまりのない

教科書の文や図を見て、こんがらがって

ただただクソ長い文章をコピーしてきます。

IMG_20190505_073136
↑この文を写してる生徒が生徒が多かったなぁ…

そして「絶対書いてこいよ。」

念押しした酵素や消化液が書けてません。

 

お前ら、

その呪文みたいな文章全部覚えられるのか?

呪文のコピーに気をとられて大事なことが

書けてないぞ・・・?

っていう感じの生徒の図は点数が

低かったですね()
⇒何が大切な内容なのかわかってない。

 

無駄を削りに削って、

究極まで洗練したこのプリントは

これ自体がちょっとした

問題みたいになってます。

 

僕の授業では、

このプリントの見方の説明と、

関連問題を投げかけることによって

プリントだけでは補えない情報を

補てんしています。

IMG_20190524_134050

今回の宿題は

それに気づいてもらうための作業

として用意しました。

 

ビックリしたのが、

何人かの生徒は自分で見やすい表を

作っていたこと。

IMG_20190604_131523
このまとめ方は

ちゃんとプリントの内容を理解してないと

できないまとめ方なので、感心しました。

 

↑こういうのを見るとうれしくなりますね。

 

パプアにおいて、

授業とプリントの中に全ての内容を

簡潔な図と文字で収めることは

非常に難しいですが、面白いです()

教員としての手腕が問われる的な。

 

ここに、

「生徒には自分の渡した情報しか残らない」

という妙な責任がかかってくるので、

日本とはまた違ったプレッシャーを

感じることができて非常にやりがいもあります()

 

今回の彼らの宿題への取り組み

具合から、思っていたよりも多くの生徒が

僕の伝えたいことをわかってくれていたのでうれしかったです。

 

以上、

めんどくさい
宿題の確認作業(笑)の話でした!

 

 

 

 

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