パプアニューギニアの日常

Mrグニギムサンタにマトゥカもらった。(パプア検定1級)

12/25

クリスマスですが特に予定はありません。

今日もブレンディとしか

話さない1日か…

と思っていると、

誰かが寮のフェンスを開けて

入って来ました。

「Mrハットリ~」

この声はMrグニギムです。
久々。

309CC749-0038-4311-8123-9FAF62244756
↑左はよぉ知らんやつ。

(パプア人はこんな感じで知らん奴を「ワントク」(家族)と言って連れ歩きがち。)

 

最近家から物音がしないので、

帰省したのかと思いましたが、

違ったようです。

どうやら、葬式があって

長い間不在にしていたとのこと。

「長い間声がかけられなかったから、

これあげるよ!ヘッヘ~!」

と何か茶色い液体が入った

ペットボトルを差し出してきます。

F2AC2F04-B09C-4B62-8769-6FBA9BC76103

あ、これはまさか…

「これって
*ジャングルジュース!?

*パプアの自家製の酒のこと

と聞いてみると…!
 

「ヘッヘ~。そうだ!

ここら辺ではマトゥカ
って言うんだぜ~。」

おぉ…。パプア人との会話で何度も

聞いたことのあるマトゥカと

ジャングルジュース。

まさか同じ酒のことを指すとは…
(知らんかった) 

色々話を聞いてみると、

原料はバナナでそれを酵母無しで

発酵させ、蒸留して作るそうです。

蒸留して作成するので、

アルコール度数が高いのが特徴。

パプア人がよく言うのが、

「ワンハンドレットパーセント

アルコール!ストロング!」

です。

蒸留した後、火にかけると

大炎上するんだとか…

試しに飲んでみると、

めちゃくちゃキツかったです笑

コーラで割っているらしいですが、

食道がキュ~ってなりました笑

BF87C12A-62E4-40E6-BCC3-58751D84EC3C
↑つぎすぎ…笑
(ちょっとでいいって言ったのに…)

味は…

別においしくはない。 

(大事なところ↑)
フツーのウイスキーです。 

Mrグニギムもすでに飲んでいるらしく、

いつもよりテンションが高め…

(パプア人は酒に弱い)

まぁ、この酒自体に興味は全くないんですが、

個人的に気になっているのはその
蒸留方法です。

前の職場でスギやヒノキのエキスを

蒸留して抽出する実験を生徒とした

ことがあるのですが、蒸留装置を作るのは

かなりの工夫が必要です。

9EBDBB72-C0E5-4949-B53E-76EBB590BC9A

↑こんな感じで、蒸発した気体を

集めて冷却、水に戻す機構が必要です。

純度100%に近い酒を

このパプアでどうやって蒸留しているのか…

非常に気になります。

はい、ここで久しぶりのパプア検定です。

難易度は最上級の1級問題ですが、

なかなかいい問題になってます。自信作。

問題:このマトゥカはパプアの家庭に

あるものを使って蒸留され、作られています。

その「あるもの」とは何でしょう?

ヒント1:僕のブログにも結構出てます

ヒント2:↑の蒸留装置の形に似たものです。

ヒント3:色んなものを組み合わせて

作るのではなく、1つのものをそのまま使います。

答え:ガスシリンダー

(ガスボンベ)

898D2373-E6C9-4244-BD4B-4B90363355F3

これを聞いた時、

その手があったか…

と感服してしまいました笑

ガスボンベにバナナを入れ、

それを熱し、気体になって

チューブを通るアルコールを

川の水で冷やして作るそうです。

やるな…

確かに密閉性の高いガスボンベなら

気体を漏らさずチューブに送れるし、

チューブ自体もゴムでできているので

形を変えて川の水とかで冷やしやすい。

普段はガスボンベとしてしか

見ていませんでしたが、発想の転換で

酒の蒸留に使えるとは…

パプア人が考えたのかは知りませんが、

とてもあっぱれなアイデアでした笑

これで生み出されるのが

酒でさえなければパプアは

もっといい国になるんだけどなぁ…

そんな事を考えさせられた

クリスマスでした。 

ちなみにMrグニギムは
「今日何日だっけ?」
と聞いてくるほど
クリスマスな自覚がなかったけど笑 

どうもMrグニギムありがとう!

 

-パプアニューギニアの日常

Copyright© パプアニューギニア JICA海外協力隊ブログ!(パプア服部くんのPNG日記) , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.