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日本に帰る友人を見送りに空港へ。
写真で見るといい空港に見えますが、
しょっぼい空港です(笑)
外では、マウントハーゲン地域の
部族衣装を着たやつらが、写真を
1枚20キナ(600円)で撮ら
してくれます。
何となくですが、
この部族衣装が本来の部族の物
ではない(いろんな部族のやつを
取り入れて客ウケがよくなるように
盛っている)ことがわかりました。
何か方向性がないというかなんと
いうか・・・
腹もたるんでますしね(笑)
そんなこんなしていると日本人の
群れに遭遇。数が尋常じゃなく
多いのと、こんな危ない国に
何しに来たのか気になったので
話をしてみることに。
予想は観光地としても名高い
ココポ(日本軍の慰霊碑がある)
への観光だと思っていましたが…
何と僕らでも警戒する山岳地帯、
ゴロカ
に山登りに来ていたんだとか…
ゴロカは
独特なお面をかぶる
部族”マッドマン”
として有名ですが、PNG本島の
山岳地帯の人は基本的に血の気が
多くて物騒なイメージです。
(ちなみに山﨑君の護衛、
マイケルはゴロカ出身)
その証拠に現在JICAはPNG
山岳地帯にボランティアは派遣
していませんし、場所によっては
移動を禁止している州もあるほど
です。さらに最近は首を切り落とす
殺人事件や放火で高校生10人以上
が亡くなる事件など、日本だと一大
ニュースになるような事件はたいてい
PNG本島の山岳地帯で起きています。
そんなところによく行くよ…(笑)
と思いながら久しぶりのJICA関係者
以外の日本人との会話を楽しみました。
そんなこんなしていると
出発の時間です。
果たして彼はGWのUターンラッシュ
まっただ中に宿をみつけられるの
でしょうか(笑)
そう考えるとPNGの方がまだマシか…
と思ってしまいます。
彼は日本に帰る決断をしましたが、
正直、ごく普通の感覚だと思いました。
普通の日本人ならこの途上国の
生活様式にストレスを抱えるのが
普通です。特にPNGという治安に
かなりの問題がある国なら変な
気疲れもしてしまいます。
さらに彼は一週間に1度しか
買い物に行けない&物流が悪い
せいで店にもキャベツぐらいしか
野菜がないなんてことがある
PNGの中でも屈指のど田舎
マヌス州で活動していました。
彼は僕と同じ職種だったので、
もしかしたら自分があの任地
になっていたかもしれない…
もっと何かしてやればよかった
なぁと思いましたが、
僕も他人を気遣う余裕もない
くらいしんどかったのが
現状です(笑)
彼の見送りをきっかけに自分の
活動も少し振り返ることも
できたので、いい強行旅行
になりました。
彼の日本での活躍を期待しています!